アウディ・ジャパンが、A6シリーズにアウディ初のハイブリッドモデル 「A6ハイブリッド」を追加し、24日(月)より発売を開始した。価格は690万円となっている。
A6ハイブリッドは、環境性能とスポーティードライブを両立させたA6をベースとして開発されたアウディ初のハイブリッド車。最高出力211PS/最大トルク350Nmを発生する2.0TFSIエンジンに、54PSと210Nmを発生する電気モーターを組み合わせたスポーティーで高い効率を誇るパラレルハイブリッド方式を採用。システム合計では最高出力245PS/最大トルク480Nmを発生する。
変速機には8速ティプトロニックを組み合わせ、トルクコンバーターの代わりに電気モーターとクラッチが一体となったハイブリッド・ユニットによるFF駆動方式を採用。バッテリーは1.3kWhの電力を蓄電し、39kW相当の電力を供給する軽量かつコンパクトなリチウムイオンバッテリーが採用されており、ラゲッジコンパートメント下に格納されている。大容量バッテリーが搭載されつつもトランク容量は標準で375リットルが確保されており、リヤシートを倒せば最大850リットルにまで拡大することが可能となっている。
また、EVモードが用意されており、電気モーターによる駆動だけで最高速度は100km/hに到達する。EVモードのみで最長3kmの走行が可能となっている(60km/hの場合)。また、インストルメントパネルとMMIモニターに設置された専用ディスプレイに運転状況が表示され、システムの作動状態を常に確認することができる。
さらに、減速エネルギーを電気エネルギーへ変換しバッテリーへ還流させるエネルギーリカバリーシステムや、スタート/ストップシステム (アイドリングストップシステム) などの組み合わせによりJC08モード燃費は13.8km/リッターを達成。4気筒エンジンの燃料効率とV6のパワーを両立したモデルとして注目を集めそうだ。
A6ハイブリッド
エンジン/モーター:2.0リッター直列4 気筒DOHCインタークーラー付ターボ/交流同期電動機(リチウムイオン電池)
ステアリング:右
駆動方式:FF
トランスミッション: 8速ティプトロニック
価格:690万円