メルセデス・ベンツのモータースポーツ責任者ノルベルト・ハウグが、今シーズンの若手ドライバーテストを巡るごたごたについて苦言を呈した。
通常シーズン後半に開催されるF1若手テストは当初、アブダビGP(11月4日決勝)の直後に予定されていた。しかし、シーズン終盤の過密スケジュールを理由に、多くのチームがアブダビでの開催に反対。レッドブル、トロ・ロッソ、マクラーレンを除く9チームが、アブダビでのテストの代わりに、同様のテストを7月にイギリスGPの舞台シルバーストンで開催することを計画した。
ところがこういったチーム側の動きに対し、F1の最高責任者バーニー・エクレストンが反発。エクレストンとシルバーストンの間に結ばれている契約では、イギリスGP開催期間中だけではなく、その前後もエクレストン側にサーキットの利用を管理する権利があるとチームに対して通告した。現在のところも、今年の若手ドライバーテストがどうなるかは判然としていない。
この問題に関して、ドイツメディア『motorsport-magazin.com』へハウグが口を開いた。
「率直に言って、こういったことに時間を割くのは本当にバカバカしいことだと思う」