贈賄問題で逮捕、起訴された元銀行家のゲルハルト・グリブコウスキーに対し、ミュンヘンの法廷が27日(水)に懲役刑を下した。
グリブコウスキーは、F1の最高権威バーニー・エクレストンから4,400万ドル(約35億円)の賄賂を受け取ったとされ、懲役8年6カ月の有罪判決を受けた。
グリブコウスキーの有罪判決は賄賂を贈った側とされるエクレストンにも大きな影響を及ぼす可能性がある。グリブコウスキーに多額の金銭を渡したことをエクレストン本人が認めているためだ。
エクレストンは一貫して自分は被害者だと主張しているが、27日(水)午前の最終弁論で、判事はエクレストンを「共犯者」と表現した。