アメリカにおけるF1の未来が、またひとつ進んだ。
現チャンピオンのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が、デビッド・レターマンの人気トーク番組に出演することが、5日(火)に報じられていた。
2013年から、マンハッタンの対岸に位置するニュージャージーの市街地を使ったF1レース開催が予定されている。番組内では、ベッテルがF1の舞台となる市街地サーキットを、チームのスポンサーであるインフィニティの市販車で走行する場面が使われることも分かった。
F1の最高権威バーニー・エクレストンがニュージャージーでのレース開催実現に懐疑的な発言をしているが、レース主催者はエクレストンの言葉を否定。ベッテルはニュージャージーのレースプロモーターであるレオ・ヒンドリーと共に記者会見へ出席する予定だ。
来年に初開催されるレースが着々と準備を進める中、今年復活するアメリカGP(11月18日決勝)の舞台であるテキサス州オースティンでも動きがあった。
主催者は5日(火)、チケット価格とともに、チケット発売日が同じ北米大陸で行われるカナダGPの決勝日6月10日(日)であることを発表した。
「最終的には、アメリカ中のF1ファンが現地観戦できるようなイベントにしたいと考えている」とアメリカGPのスポークスマンは語った。
さらに5日には、オースティンの当局からアメリカGPに対し、大人数を集めるイベントに必要な許可が無事に下りている。