フェラーリのフェルナンド・アロンソは、モンテカルロ市街地コースで開催されたモナコGPフリー走行3回目で20周を周回し、ベストタイムは1分15秒210で4番手。予選では、ベストタイム1分14秒948で6番手になった。
フェルナンド・アロンソ
「イタリアには『ゆっくり歩く者は、着実な歩みができ、遠くへ行くことができる』みたいな意味の諺(ことわざ)があるんだ。そして、僕たちが今やっているのはまさにそれなんだよ。少しずつではあるけれど、だんだん差が縮まってきている。今日の予選には満足しているよ。チームとしては今シーズンここまでで最高の結果を出せたからね」
「今週はここまでとてもいい感じだったよ。Q3では、いろんな場所であと100分の何秒かは縮められたはずだと思っている。でも、僕の前にいるドライバーは僕よりコンマ3秒も速かったから、どのみち順位は上げられなかったと思うけどね。ここではたいてい予選でトップ3に入ったドライバーによって優勝が争われることになる。だから、現実的な目標としては表彰台を狙うことかな。でも最近はいろいろ驚くようなことが起こるからね」
「今日もそうだよ。ミハエル(シューマッハ/メルセデスAMG)がポールポジションを取ったんだ。(5グリッド降格の)ペナルティーによってせっかく獲得した位置を生かせないということはあるにせよ、僕もとてもうれしかった」
「今日の夜から明日の朝にかけて、どういう戦略でいくか決めるためにチームのみんなと作業をする。(ハード側の)ソフトタイヤは扱いやすいけれど、僕たちは(ソフト側の)スーパーソフトでスタートすることになるし、スーパーソフトがどれくらい長持ちしてくれるのかよく分からないままレースに臨むしかない。実際のレースの中で、スーパーソフトがどういうふうに機能するかを確かめることになるね」
「タイトル争いという観点では、いい位置からスタートできるよ。直接的なライバルの中で僕より前にいるのは、ハミルトン(ルイス・ハミルトン/マクラーレン)だけだし、ベッテル(セバスチャン・ベッテル/レッドブル)なんて9番手からのスタート(ウィリアムズのパストール・マルドナードがグリッド降格ペナルティーを受けるため)だからね。ミハエルと並んでスタートするのは久しぶりだから、彼が近くにいるのはうれしいよ。でも6番手からスタートするドライバーのことを考えるより、前にいる4人を追い抜くことのほうに集中するよ」