ベルギーのスパ・フランコルシャンで4日(金)、WEC(世界耐久選手権)第2戦の予選が行われ、女性ドライバーの井原慶子が所属するガルフ・レーシングはLMP2クラスの16番手、総合では26番手になった。
フリー走行3回目では激しい振動が起こるトラブルに見舞われ、参加台数43台中のクラス16番手、総合26番手となった。だが、午後に行われた予選までにはサスペンションが原因だと判明。トラブルに対処した直後ということもあり、全力でのアタックはできず、クラス16番手、総合26番手で予選を終えた。この日の走りを、井原は次のように振り返った。
「午前中のセッションでは、マシンに大きなバイブレーションが起こりましたが、午後に行われた予選の前にはサスペンショントラブルだと判明し、また1つ開発項目をクリアしました。予選では、マシンの動作確認のため、アタックすることはできませんでしたが、明日は確実にマイルを稼いで完走したいと思います」
「新車開発と言うのはこうしてたくさんの課題が次々に出てくるけれど、それをひとつずつ確実に克服して安全に速いマシンを作っていくものなんだなと実感しています。明日の決勝では、さらにマシンのスピードと信頼性を追求していきたいと思います。明日もどうぞ応援よろしくお願いいたします」
WEC第2戦スパ・フランコルシャン決勝の6時間レースは、5日(土)に行われる。