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井原慶子、ル・マン24時間に向けナイトセッションのテスト

ガルフレーシングからWEC（世界耐久選手権）に参戦中の井原慶子が18日（水）、フランスのマニ－クール・サーキットで行われたテストの2日目に参加した。

この日のテストは、WECの第3戦ル・マン24時間（6月16日決勝スタート）に向けた、深夜24時までのナイトセッションの開発テスト。前日に引き続き、この日も井原がチーム内で最多の周回をこなし、300km以上を走り込んだ。

井原によると、21時までは続発するトラブルの対応に追われ、「戦えるマシンになるのは無理なのかなぁ？」と思うほど大量のパーツが改善の必要な状態だったという。しかし、その後24時までの間に2日間で発生したトラブルをほぼ改善することに成功し、24時前には最高タイムとなる1分32秒台を記録した。

「少しずつ戦えるマシンに仕上がってきました」と心強いコメントを残した井原は、次のようにテストを振り返っている。

「開幕戦から今回の開発テストに至るまで、新型車ならではのトラブルが続出し、戦えるマシンに仕上がるのかさえ不安な状況でした。気温0度に近い冷えたマニ－クール・サーキットで時折雨が降る中、チーム一丸となってKEEP SMILEでトライし続けた結果、長い暗闇から一筋の光が見えたような気がします。次戦ベルギー戦に向けて、さらに開発を進めていきたいと思いますので、これからもどうぞ応援よろしくお願いします」

ベルギーで行われる次戦スパ・フランコルシャン6時間は、5月5日（土）に決勝が戦われる。