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フェラーリ、フェリペ・マッサをチーム本拠地に緊急招集

2012年03月28日(水)16:10 pm

フェラーリは、今シーズン中に解雇とのうわさもあるフェリペ・マッサ(フェラーリ)を、急きょイタリアのチーム本拠地へ呼び出した。この2レース続いた不振の原因を探るためだという。

マッサは、2009年のハンガリーGP予選で他車から脱落したパーツがヘルメットに激突する事故に見舞われ、重傷を負ったため同年は残りのレースを欠場。翌2009年の開幕戦から復帰したが、復帰後は不振が続いている。そして、今季F1の開幕戦でもマッサのパフォーマンスが悪かったことから、イタリアメディアはフェラーリがシーズン中のマッサ解雇を検討していると報じた。

そして迎えた第2戦マレーシアGP、マッサのチームメートであるフェルナンド・アロンソが天候の変化を味方につけて優勝、マッサの後任とうわさされるセルジオ・ペレス(ザウバー)がアロンソと最後まで優勝を争って2位表彰台を獲得する活躍を見せた。一方のマッサは、15位でマレーシアGPを終えている。

開幕戦でマッサのパフォーマンスが悪かったことを受けて、フェラーリは車体中心部シャシーの不具合を疑い、マレーシアGPではマッサのシャシーを交換。それでもマッサのパフォーマンスが向上しなかったため、急きょマッサはイタリアのマラネロにあるフェラーリ本拠地へ向かい、不振の原因を探ることになったようだ。

2008年にマッサは、開幕からの2戦をリタイアで終え、メディアはマッサが解雇されると報道。しかし、その後マッサは復調し、最終戦までタイトルを争った。当時のことに触れながら、フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリは次のように語っている。

「(2008年に)新聞は、すぐに彼を解雇するよう求めていたが、彼は最高な形でそれに応えてくれた。チームの支援があって、その後の3レースで彼は2勝を記録したんだよ」

「フェリペは予定を変更し、ブラジルへ帰国して家族に会うのではなく、マラネロでエンジニアと作業することになった。この2レースで何が起きていたのか落ち着いて分析し、なぜ彼が才能を発揮できなかったのか突き止める」

「チーム内の精神状態は悪くなく、われわれは彼を支えるつもりだ」

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