F1第6戦モナコGPの決勝レースをトロロッソ・ホンダが次のように振り返った。
■【トロロッソ・ホンダ】F1第6戦モナコGPレビュー
F1第6戦モナコGPは、レーススタートが近づくにつれ雲が厚くなり、時折りポツポツと雨が落ちる中、現地時間午後3時10分から決勝レースが行われた。スタート時の気温は25℃、降水確率は20%。
●【画像:レース結果】2018年F1第6戦モナコGP決勝のタイム差、周回数
レッドブル・トロロッソ・ホンダは、予選10番手のピエール・ガスリーが5列目からスタート。予選16番手のブレンドン・ハートレーは、前車のグリッドダウンペナルティーにより15番手に繰り上がり8列目からのスタートとなった。ガスリーは予選Q2で使用したハイパーソフトタイヤ、ハートレーが新品のハイパーソフトタイヤでスタートした。
スタート直後の第1コーナーで10番手を守りきったガスリーは、前車との差を詰めながら周回を重ねる。ハートレーは、スタート直後に他車と接触しフロントウイングにダメージを追ったが、15番手を死守した。
追い抜きが非常に難しいモナコのコースでポジションを守りながらレースを続けるレッドブル・トロロッソ・ホンダの2台。ハートレーは13周を終えてピットインし、ウルトラソフトタイヤに交換した。
ガスリーはすばらしいタイヤマネージメントでピットインを引き延ばし、他車のピットインによってポジションを上げていく。23周目には6番手に浮上し、その後自身のレースベストラップを更新するペースの良さで後続を引き離す。
37周目、後続との差を10秒以上に広げてガスリーはピットイン。スーパーソフトタイヤに交換した。このピットインにより10番手にポジションを落としたガスリーだが、新しいタイヤで、ハイペースのラップを刻む。
上位車のピットインやトラブルにより52周目に7番手にポジションを上げ、レースは終盤戦に入った。レース中盤から11番手を走行していたハートレーは、終盤の72周目にトンネル出口からシケインに入るところで後続車に追突され、マシンにダメージを負ってピットイン。そのままリタイアとなった。
残り15周となったレース終盤、7番手走行のガスリーに後続車が迫り、激しいバトルとなった。しかし、安定したハイペースでそれを抑えたガスリーは、7番手を守りきり、78周のチェッカーフラッグを受けた。
レッドブル・トロロッソ・ホンダは第4戦アゼルバイジャンGP以来の入賞となり、ガスリーは第2戦バーレーンGP以来のポイントを獲得した。
第7戦カナダGPは、モントリオール郊外のジル・ビルヌーブサーキットで6月8日(金)~10日(日)に行われる。
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