ホンダ「世界一のエンジン」になるには?

【決勝レポート】ハミルトンが終盤の激戦を制す マクラーレン・ホンダはポイント獲得ならず/F1ベルギーGP

2017年08月27日(日)23:17 pm

2017年F1第12戦ベルギーGPが8月27日(日)、スパ・フランコルシャン・サーキット(全長7.004km)で3日目を迎え、現地時間14時(日本時間21時)から行われた決勝でメルセデスAMGのルイス・ハミルトンが優勝した。今季5勝目、通算58勝目。

●【決勝結果】F1ベルギーGP決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数

レッドシグナルが消えてレースがスタートすると各車がターン1へとなだれ込むが上位勢に大きな順位変化はなく、3強チームの6人のドライバーがそれぞれスタート順位をキープする。

だが、マクラーレンのフェルナンド・アロンソが10番グリッドからうまいスタートをきめて7番手に順位アップ。その後もルノーのニコ・ヒュルケンベルグと抜きつ抜かれつの激しいバトルを展開する。

だが、その後ライバルチームのドライバーたちのタイヤに熱が入ってくるとアロンソは徐々にライバル勢の追い上げを許し、ずるずると順位を下げてしまう。

ポールポジションからスタートしたハミルトンは2番手スタートのセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)との間隔をうまく保ちながら快調にトップを走行する。

■フェルスタッペンにトラブル、ライコネンにはペナルティー

ところが、レースが8周目に入ったところで5番手を走行していたレッドブルのマックス・フェルスタッペンにトラブルが発生。フェルスタッペンはターン4を過ぎたケメルストレートと呼ばれる個所でクルマをストップさせてしまう。

このときその個所で黄旗が二重振動されるが、キミ・ライコネン(フェラーリ)がそこを通過する際にスピードを落とさなかったため、黄旗無視のペナルティーとして10秒間のストップ&ゴーを科されることになってしまった。

13周目に入るところで先頭を走っていたハミルトンがピットインしウルトラソフトタイヤからスーパーソフトタイヤに交換。ベッテルもその2周後にピットに入りソフトタイヤに交換。しかし、両者の順位が入れ替わることはなかった。

18周目にライコネンがピットに戻り、ストップ&ゴーのペナルティーを消化。ライコネンは8番手に順位を下げるが、コース復帰直後にフォース・インディアのセルジオ・ペレスを追い抜いて7番手に順位アップを果たす。

その後、タイヤ交換などにより多少の順位変動が起こるものの、トップを走るハミルトンは、ベッテルとのギャップを1.5秒ほどに保ちながらレースをうまくコントロールしていく。

レースが27周を迎えたところで12番手まで順位を戻していたアロンソがピットへ戻り、クルマをそのままガレージに入れてリタイアとなってしまう。伝えられるところによればアロンソはパワーユニットの不調を訴えていたようだ。

■セーフティカー導入でギャップが消滅

30周目に激しいチームメートバトルを展開していたフォース・インディアのエステバン・オコンとペレスが接触。ペレスは右リアタイヤをバーストさせて大きく順位を落としてしまう。

この接触によりフォース・インディアのクルマの破片がコース上に散らばったためセーフティカーが導入されると、各ドライバーがピットへ戻りタイヤ交換を行う。

トップを走行していたハミルトンはソフトタイヤに、2番手のベッテルはウルトラソフトタイヤに交換。それまでハミルトンが築いていたベッテルとのギャップがなくなり、レース終盤に激しいトップ争いが展開されることが予感される状況となった。

■ハミルトンがトップの座を死守

34周目にレースがリスタートされるとベッテルがハミルトンの背後につき、ケメルストレートで横に並びかける。だが、ハミルトンもこれに対抗し追い抜きは許さない。

その後、ここに持ち込まれた中では最も硬めのタイヤであるソフトタイヤをはくハミルトンがファステストラップを連発しながらベッテルとの差を開いていく。ベッテルも懸命に追いすがるがなかなか差を縮めることができない。

結局、最後の攻防を制したハミルトンが先頭でチェッカーフラッグを受け、参戦200戦目となったレースでポール・トゥ・ウィンを飾り今季5勝目を達成。これによりベッテルのドライバーズランキングトップは変わらないものの、両者の差はまた7ポイントに縮まっている。3位には安定した走行を続けたレッドブルのダニエル・リカルドが入った。

■ベルギーGP決勝トップ10ドライバー(暫定)

優勝/ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)
2位/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
3位/ダニエル・リカルド(レッドブル)
4位/キミ・ライコネン(フェラーリ)
5位/バルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)
6位/ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
7位/ロマン・グロージャン(ハース)
8位/フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)
9位/エステバン・オコン(フォース・インディア)
10位/カルロス・サインツ(トロロッソ)

■マクラーレン・ホンダの後半戦初戦はノーポイント

マクラーレン・ホンダ勢は、アロンソがレース序盤に7番手にまで順位を上げたものの、その後ペースが上がらずポイント圏内から脱落。ほかのクルマに抜かれるたびに無線を通じてチームに「恥ずかしい」と連発していたアロンソは27周目に入ったところでレースを終えている。

規定数以上のパワーユニットコンポーネント投入などにより合計65グリッド降格となり最後尾からスタートしたストフェル・バンドーンは、ポイントには手が届かなかったものの母国ファンの前で14位で完走を果たしている。

次戦F1第13戦イタリアGPは9月1日(金)の現地時間10時(日本時間17時)に開幕。決勝は9月3日(日)の現地時間14時(日本時間21時)にスタートする。

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