フェラーリの前会長であるルカ・ディ・モンテゼモーロが、2017年のF1開幕戦オーストラリアGPで見事に優勝を遂げたフェラーリを称賛した。
●フェラーリとベッテルが意地を見せたと元チーム代表チェーザレ・フィオリオ
2007年にキミ・ライコネンがフェラーリ最後のF1チャンピオンとなって以来、すでに10年近くドライバーズタイトルから見放されているフェラーリ。そうした不振の責任ととらされる形で2014年に現会長のセルジオ・マルキオンネによって更迭されてしまったモンテゼモーロだが、今季の開幕戦勝利はフェラーリにとって素晴らしい結果だったと称賛の言葉を送っている。
「フェラーリのみんなのために本当にうれしく思うよ」
「明らかな、(フェラーリに)値する勝利だった。メルセデスAMGがハミルトンをピットに呼び戻したのが早すぎたし、今年のマシンは追い抜きが不可能に見えるとはいえ、コース上ではフェラーリが最速だった」
イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』にそう語ったモンテゼモーロは、次のように付け加えた。
「だが、私はみんなのために本当にうれしく思うよ。この非常に重要な成功は、マラネロ(フェラーリ本部)で成し遂げられた素晴らしい仕事によるものだからね」