メルセデスのチーム代表であるトト・ヴォルフが「サーキット外にも戦いがあるのは普通のこと」だと語った。
最近レッドブルがメルセデスのエンジン担当エンジニアを引き抜いたことが明らかとなったこともあり、F1タイトル争いのライバル同士でもあるメルセデスとレッドブルの関係がかなり緊張感を伴うものになっていると言われている。
メルセデスF1チームを率いるヴォルフは、オーストリアの『Osterreich(エステルライヒ)』紙からこの件について尋ねられると次のように答えた。
「すごく単純な話だよ。レッドブルは素晴らしい未来を約束して社員をリクルートしている。私が常に言っているのは、未来は明確ではないということさ」
「だが、サーキット外でも戦うのはごく普通のことだよ。そして、最高の人材を求めての戦いは絶えることはないんだ」
レッドブルの首脳陣は、今週末にバルセロナで行われる第4戦スペインGP(9日決勝)ではメルセデスが優勝候補だと語っている。
だが、これに対してヴォルフは皮肉を込めながら「彼らは(未来を占う)水晶玉を持っているからね」と語ると、次のように付け加えた。
「本当のところは、また直接対決になるということだよ」