F1開幕戦オーストラリアGPは、メルセデスのバルテリ・ボッタスが素晴らしい速さを見せて優勝した。ポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトン(メルセデス)はボッタスについていけず2位でフィニッシュしている。
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3位はアストンマーティン・レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンだ。レッドブルとホンダに貴重なポイントと表彰台をプレゼントした。
■今年から導入されたファステストラップポイント
F1開幕直前の3月12日(火)、F1は今シーズンから「ファステストラップポイント(FLポイント)」を導入すると発表した。
「FLポイント」とは、決勝レースで最速ラップタイムを刻んだドライバーに1ポイントが付与されるものだ。ただし、「10位以内でゴールしたドライバーとコンストラクター」だけが付与対象となる。
2007年から2018年までは「DHLファステストラップアワード」としてドイツの輸送会社「DHL」が讃えるのみだったが、これに1ポイントを与えるようルールをアップデートした形だ。
1950年に始まったF1は、F1中国GPで記念すべき1000レース目を迎えるが、実はこのFLポイントは1950年から1959年までに実施されていたため、60年ぶりのFLポイント復活となった。
■初めての1ポイントはボッタスが獲得
今シーズン最初のFLポイントを獲得したのは、優勝したバルテリ・ボッタス(メルセデス)だった。
ボッタスは58周で争われたレース終盤の57周目に、1分25.580というタイムを刻んだ。上位ドライバーは終盤にファステストラップポイントを狙ってタイムアップしたが、ボッタスは2番目に速かったルイス・ハミルトン(メルセデス)に0.477秒もの差をつけた。
トップのボッタスから0.676秒差の3番目は58周目にアタックしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、同1.346秒差の4番目は同じく58周目にアタックしたシャルル・ルクレール(フェラーリ)だった。
今年も1年契約のボッタスは正念場と言われており、常に速さを見せていかなければトップチームのメルセデスのシートを失いかねないとささやかれている。後ろにはエステバン・オコン(メルセデス・控えドライバー)やジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)など優秀な若手メルセデスドライバーたちが控えている。
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