通算3度目のF1ドライバーズタイトル獲得の望みをかけて2015年にフェラーリからマクラーレン・ホンダへの移籍を決めたフェルナンド・アロンソだが、3シーズン目を迎えた今年も期待外れのパフォーマンスし発揮できないホンダに愛想をつかしてしまったようだと報じられている。
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■今のマクラーレン・ホンダは時間の無駄
今季の開幕戦F1オーストラリアGPでは、予選では最後尾争いを演ずることになるのではないかと言われていたマクラーレン・ホンダだが、アロンソが意外にもQ2に進出し、13番手グリッドを確保した。
だが、アロンソは「喜ぶ理由なんてないよ。僕はシーズンを通じて13番手になるつもりはないからね」と主張。
さらに、決勝ではポイント圏内でフィニッシュすることが可能だと思うかと質問されたときには、「本当にそれはどうでもいいんだ」と答え、次のように付け加えていた。
「僕たちはマクラーレン・ホンダなんだ。もし表彰台争いができないようであれば、時間を無駄にしているだけさ」
■今のマクラーレン・ホンダは時間の無駄
伝えられるところによれば、マクラーレンのドライバーであるアロンソとストフェル・バンドーンは、今季のホンダパワーユニットが原因不明のバイブレーションを発生することから、メルボルンで行われたF1開幕戦オーストラリアGPでは常にショートシフトを行い、エンジンへの負担をかけないように走るよう指示を受けていたと言われている。
オーストラリアGP決勝では、レース中盤から終盤にかけてポイント圏内の10番手を走行していたアロンソは、ずっとメルセデスパワーユニットを搭載するフォース・インディアのエステバン・オコンの攻撃をしのぎ続けていた。
最終的にはサスペンションにトラブルが発生したことでリタイアに終わったアロンソだが、ここメルボルンで何か前向きなことを得られたかと尋ねられると、次のように答えた。
「僕はチームメート(バンドーン)より1秒速かったし、週末を通じてずっと彼の上にいたことかな」