フェラーリのキミ・ライコネンについて「ファンになった」と1997年のF1王者ジャック・ビルヌーブが話している。
歯に衣着せぬ物言いでドライバーたちを辛らつに批判することの多いビルヌーブは、ライコネンについてもそのパフォーマンスやモチベーションに疑問を投げかけることが多かった。
しかし、ビルヌーブはF1第14戦イタリアGPでフィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙に次のように語った。
「キミのファンになったよ」
「キミがこれほど良くなったことに、すごく驚いている。今、こんなにいいドライビングをしていることにもね」
■ライコネンは「すっかり変わった」
「彼は今までになく集中しているようだ」とビルヌーブ。
「2年前、キミは退屈そうで、まるで契約があるからそこにいるだけといった風情だった。でも、今はすっかり変わった」
「キミは満足そうだし、メディアにもたくさん話す。モチベーションは高いし、ドライビングを楽しんでいるのも明らかだ」
■幸せは、妻と息子から
ライコネンは、F1の夏休み中に恋人のミントゥさんと結婚式を挙げた。2人の間には1歳になる息子もいる。
「彼の幸せは、妻と息子との家庭生活から来ているのだと思う。キミの人生は、すべてにおいてバランスが取れているようだ」とビルヌーブは語っている。