レッドブルのセバスチャン・ベッテルとダニエル・リカルドが、サーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われるF1アメリカGP(11月2日決勝)に向けて意気込みを語った。
■ダニエル・リカルド「オースティンのすべてが大好き」
「胸に手を当てて考えると、カレンダーの中で一番心待ちにしているのがこのレースだ。オースティンのすべてが大好きなんだよ。この場所をアメリカGPの開催地に選んだのは最高のチョイスだったね」
「素晴らしい街なんだ。僕は生演奏を聞くのが大好きだから、それには最高の場所だ。その上テキサスは、これぞ本物のアメリカという感じなんだよ。この2年、その雰囲気を満喫して楽しんだ」
「でも大事なのはここから。サーキット・オブ・ジ・アメリカズは、新しいサーキットの中では一番だと思う。コーナーの性格が面白いんだ。休む間がない忙しいコースでもあるね」
「特に第1セクターは特別だ。あの1コーナーは、すごい上り坂を駆け上がってブラインドで飛び込む。あんなのはF1でもほかにないよ。それに、クリッピングポイントが奥にあることでエキサイティングになるいい例だ。うまく攻撃することもできる。本当にいい仕事をしてくれたよ」
■セバスチャン・ベッテル「別の有名なサーキットを思い出させる」
「オースティンは楽しい街で、テキサスのライフスタイルや伝統を肌で感じられる。それに素晴らしいコースでレースすることもできる。サーキット・オブ・ジ・アメリカズは、すごく好きなコースだ」
「コーナーは20あって、反時計回りに走る。ホームストレートから1コーナーにかけては急な上り坂で、このコースのトレードマークになっているね。僕たちにとっては、上りながらブレーキングを始めなければならないから簡単じゃないし、フロントをロックさせたら大変だ」
「レースカレンダーの中の別の有名なサーキットを思い出させるコーナーがたくさんある。コース前半にある最初の複合コーナーは、シルバーストンか鈴鹿みたいだ。この部分は、有名なマゴッツ、ベケッツの流れをお手本にしたんだ。マシンバランスが良ければ、ドライバーはものすごい高速コーナーを楽しめるよ」
「それから12コーナーと15コーナーのある区間は、ホッケンハイムから取ったんだ。コースの中では低速の部分で、スタジアムのような雰囲気を生み出すよう設計されている。長いコーナーは、イスタンブールの有名な8コーナーを思い出させるね」