フォース・インディアも、ケルンにあるトヨタの最新式の風洞施設を利用することになる。
最近、F1シンガポールGP(第14戦)が開催されたとき、ケータハムが2015年型車の開発をトヨタの風洞施設で行っていることを明らかにしていた。
以前は、自社の風洞設備に問題を抱えていたフェラーリも、そのトヨタの施設を頼って開発を行っていたことも知られている。
フェラーリの技術責任者であるジェームス・アリソンは、最近「我々はケルンの施設をそれほど頻繁に使っていたわけではないよ」と語っていた。
ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、マルシャに風洞施設を貸しているマクラーレンも、同様にトヨタの施設を利用していると報じている。
そして、フォース・インディアも今後トヨタの風洞施設を利用することが明らかとなった。フォース・インディアのテクニカルディレクターであるアンドリュー・グリーンは、これに関して次のように語った。
「我々の風洞はもともと30パーセントスケールのモデルのために建造されたものなんだ。だから、50パーセントモデルを使うには十分ではないんだよ」
来年から施行される新たなコスト削減ルールでは、それぞれのチームは1シーズンにひとつの風洞しか使うことができなくなる。そうしたことから、フォース・インディアでもケルンの使用に踏み切ったということのようだ。
『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、その風洞施設を1週間独占使用した場合、トヨタへの支払額は10万ユーロ(約1400万円)になると伝えている。