ロータスが、今後の2レースでこれまでのトラブルを解消し、今季の戦いをうまく軌道に乗せたいと考えている。
F1が新しいV6ターボ時代を迎えた今季、エンストンに拠点を置くロータスはまさに悲惨とも言えるスタートを切っていた。だが、ロータスもついに上海で行われているF1中国GP(20日決勝)では、レッドブルとトロロッソがすでにバーレーン(第3戦)で使っていたルノー製パワーユニットの改良版を受け取ることができている。
イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』によれば、ロータスでは2週間前のバーレーンGPにおいては、今季型車のE22に「ほかの技術的問題」が発生していたため、その改良版パワーユニットを使用することができなかったのだという。
ロータスでは、ヨーロッパでのF1開幕戦となるバルセロナでの第5戦スペインGP(5月11日決勝)には、さらに大きな改良パーツを施す計画を立てている。
だが、ドライバーのロマン・グロージャンはこれに関し、上海で『RMC Sport(RMCスポール)』に対して次のように語った。
「F1には奇跡なんてないよ。ただ頑張るだけさ」
「僕たちはバルセロナでもポールは取れないだろう。たぶん、僕たちはよくはなると思うし、これまでよりももっと重要なステップを踏むことにはなるだろうけれどね」、とグロージャンは締めくくった。