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「昼寝を強制しよう」フェルスタッペンとアロンソが語るレースの問題点と解決法:退屈なモナコGPに改善求める声続出

2024年05月29日(水)9:50 am

シャルル・ルクレールとフェラーリが祝う中、F1界は日曜日のモナコGPを奇妙で「退屈な」光景だったと一斉に表現した。

●【2024F1第8戦モナコGP】決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数/タイムスケジュール・全セッションの結果

1周目の大クラッシュで赤旗となった後、2回目のスタート時にはドライバーたちは新品のタイヤを装着して、ゆっくりと変わらない行列を走ることになった。

ワールドチャンピオンのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は「枕を持ってくればよかった」と無線で言うほどだ。フェラーリのフレデリック・バスール代表は、優勝したモナコ出身のルクレールが「3~4秒速く走ることができた」と認めている。

■レース内容を酷評するF1界

しかし、大きくて重い車が狭くて曲がりくねったストリートを走りきるため、トップ10は全く同じ順序でスタートし、フィニッシュした。「これ以上悪くなることはない」と、オランダの解説者オラフ・モルは『Ziggo Sport』で語っている。

優勝したルクレールの後ろを走っていたオスカー・ピアストリは「今までで一番遅いレースだった。F2の方が速かったかもしれない」と述べた。

メルセデスのトト・ヴォルフは「ヨーグルトとエスプレッソを飲んだよ」と語り、レッドブルのクリスチャン・ホーナーも「12年間でこんなことは初めてだ。他の車が追い越しのチャンスがないから、3~4秒遅くなると、もはやレースではなくなる」と語った。

■強制的な昼寝を提案するフェルスタッペン

レース後の『Viaplay(ヴィアプレイ)』のインタビューでは、フェルスタッペンとジョージ・ラッセル(メルセデス)は次のように語った。

フェルスタッペンが「まったくひどかったよ。どれだけ退屈だった?」と言うと、ラッセルは「日曜日のために何かを変える必要があるね。例えば強制ピットストップとか」と語った。

するとフェルスタッペンは冗談交じりにこう答えた。「それか昼寝を強制するとかね。レースで一番大変だったのは、20周過ぎた頃に本当にトイレに行きたくなったことだよ」

■アロンソはルールとタイヤの問題と指摘

ベテランのフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、ドライバーが赤旗の間にタイヤを交換できるという比較的新しいルールがこうした状況を引き起こしたと考えている。

「モナコでのレースの唯一の面白い点はピットストップだ。なのにそれを失ったんだ。ルールが特定のサーキットでレースをこれほど損なうなら、その議論について再開する必要があるかもしれない」

「現在の車はモナコにとって最悪だ。大きくて重いからね。F2の車はまだ追い越しの可能性がある。それにF1のタイヤはモナコには硬すぎるよ」とアロンソは付け加えた。

元F1ドライバーのラルフ・シューマッハもアロンソの意見に同意し、『Sky Deutschland』にこう語った。

「タイヤがどこかの時点で壊れて、追い越しが可能になるように作られている。しかし、今日見たことはF1にとって危険だ。誰もそれを見たくないし、解説するのも難しい。レースを見せる必要があるんだ」

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