ランス・ストロールのF1での未来に疑問符がついている。アストンマーティンはフェルナンド・アロンソと2025年と2026年の新契約を結んだばかりだが、チームのマイク・クラック代表は上海で、25歳のストロールの将来は“今週中”にしか決まらないと語った。
しかし、彼はまた、アストンマーティンは“ランスのホーム”だと主張した。シルバーストーンに本拠地を置くこのチームは、億万長者の父ローレンス・ストロールが所有していることを考えれば当然のコメントだ。
■著名なF1関係者は否定的
1996年のワールドチャンピオンであるデイモン・ヒルは今週、ストロールは“テニス”をするためにF1をあきらめるかもしれないとジョークを飛ばし、元F1チームオーナーのエディ・ジョーダンもストロールは今季限りでF1をやめるだろうと予想した。
これらの予測は、好調なフェラーリのカルロス・サインツが2025年に向けて新チーム探しに奔走しており、オール・スペイン人ドライバーのラインナップが噂されている中でのことだった。
■ストロールを擁護
しかし、同じスペイン人でチーム・アンバサダーのペドロ・デ・ラ・ロサは、このストロールの噂に反論した。
「彼はジェッダとオーストラリアで信じられないようなレースを2回し、フェルナンドよりも速かったこともある。つまり、なぜ彼は続けたくないのだろうか?」
アロンソは木曜日、チームメイトを擁護し、ストロールが自分よりもクルマのハンドリングや小さな問題に“多くのこと”を感じ取っていることを称賛した。
「それはチームにとってとても重要なことだと思う。ランスができる分析は、僕らのために、そしてクルマを改善するために非常に重要だ。僕たちはいろいろな形でお互いに恩恵を受けていると思うし、これは今のところ良いことだよ」とアロンソは付け加えた。
しかし重要なことに、ストロール自身さえも、今シーズン以降もグリッドにいることを明言したがらなかった。
「時間が解決してくれるだろう。今はただ中国のことを考えているだけで、僕たちのために将来何が待ち受けているかはこれからわかるだろう」と『Le Journal de Montreal(モントリオール・ジャーナル)』は彼の言葉を伝えている。
■ストロールの決断に影響される角田裕毅の将来
2026年からホンダと組むアストンマーティンのもう一つのシートには、角田裕毅の移籍も噂されていることもあり、今週中にどんな発表があるのか、注目が集まる。