日産自動車は、『ABB FIAフォーミュラE世界選手権』に、2030年まで参戦することを発表した。少なくともあと4年間は参戦することになり、マニュファクチャラーとしても初の発表となった。
この発表により、日産は少なくとも2030年のシーズン16まで存在感を示すことになり、「Ambition 2030(野望)」の電動化計画を強化することになる。
GEN4時代(2026-2030)は、2026年から始まるABB FIAフォーミュラE世界選手権において、最速かつ最も技術的に先進的な選手権となる。
今回の発表は、フォーミュラEが東京で開催される第1回日本E-Prix(Eプリ)に向けて準備を進めている最中に発表された。
フォーミュラE最高経営責任者ジェフ・ドッズは、日産チームにだるまをプレゼント。日本文化の習慣にならってだるまの左目を黒く塗り、目標は末永いパートナーシップかもしれない。
■GEN4とは
次世代のGEN4テクノロジーは、エネルギー効率、レースパフォーマンス、安全性において比類なき進歩を誇り、電動レースにおける新時代の到来を告げるものだ。
最大700kWの回生能力、最大600kWの出力向上、安全性の革新といった最先端の機能が盛り込まれ、電気自動車のレース技術における大きな前進となる。
フォーミュラEのGEN4プラットフォームを採用することで、日産は自らの技術進化を加速させながら、持続可能なレースソリューションの推進に専念することを再確認する。