ギュンター・シュタイナーはF1チームマネジメントに戻ることを急いではいないと主張した。
■今はF1に対する見方が変わった
ハースの代表を解任されたシュタイナーは、チームの将来的な発展をめぐってチームオーナーのジーン・ハースと対立したことを認めており、『Bild(ビルト)』紙に次のように語った。
「ほっとしたよ。ジーンから言われた時はショックもなかった」
「あのような結末は、多くの場合、一歩前進し、新たな視点を持つことにつながる。1つのチームだけを見ているわけではないので、今はF1に対する見方が変わった」。
■メディアからのオファーが多い
58歳のシュタイナーは、Netflixの『Drive To Survive(邦題:Formula 1: 栄光のグランプリ)』シリーズで人気と知名度を急上昇させたが、まだ仕事のオファーを受けていることを認めた。すでに『RTL』(ドイツ)と『カナル・プラス』(フランス)でテレビ解説者の仕事を引き受けている。
「特にメディアから多くの電話がかかってくる。すぐにイエスともノーとも言わないようにしている。今は、自分が実際に何をしたいのか、少し時間をかけて考えたい」
「RTLの場合は例外で、速く決断しなければならなかったが、チームがすでに出来上がっていたので、僕にとっては簡単だった。でも、今はモータースポーツ界からのオファーは受けたくないんだ」
「ちょっとゆっくりしたいんだ、サバティカルみたいな感じでね」とシュタイナーは明かした。
「この10年間はクレイジーだった。今一番フォーカスしているのは家族なんだ」。
■F1を一番良く知っている
彼は、F1以外のモータースポーツでの活躍を否定している。
「違うんだ」と彼は主張した。
「私はF1を一番良く知っているし、そうでなければまた最初からやり直さなければならない。でも今のところ、それについては考えていないよ」。