フェラーリに移籍するために2025年末までのメルセデスとの契約を破棄するというルイス・ハミルトンの衝撃的な決断に、元トヨタF1ドライバーでイタリア人のヤルノ・トゥルーリは「勝利の保証はない」と語った。
■得したのはフェラーリよりハミルトン
トゥルーリは『La Repubblica(レプッブリカ)』紙にこう語っている。
「正直なところ、私にとってはフェラーリよりもハミルトンのほうが得しているように見える。彼はメルセデスの歴史に残るだろうし、40歳にして夢を実現することになる」
「彼がフェラーリに乗るのは、(マクラーレンとメルセデスF1での)自分のキャリアですでに全て勝ち取ったと分かっているからだ。しかし、(フェラーリの本拠地)マラネロには別の夢がある、新たなタイトルを獲得することだ」。
■サインツはまだ若い
今シーズン限りでフェラーリを出ていく29歳のカルロス・サインツについては、この事実を受け止めて前に進むだろうと考えている。
ルノーとトヨタの元ドライバーは、こう続けた。
「彼はこれがF1の力学だということをよく知っている」
「フェラーリはチャンスをつかみ、7度のワールドチャンピオンと契約した。それについて何を言うつもりだい?」
「サインツはまだ若い。彼は必ず良い代替案を見つけるだろう」。