F1チームはマシンの発表と冬のテストシーズンが迫る中、2024年の世界選手権に向けた準備を本格化させている。
ルノー傘下のアルピーヌは1週間後に新車を発表する予定だが、2024年型マシンが義務付けられている側面衝突テストに不合格だったことが明らかになり、チームでは緊張が高まっているかもしれない。
■RBに3人の上級技術者が加入
新たに『Visa Cash App RB(ビザ・キャッシュアップRB)』と改名したイタリアのファエンツァのチームには、3人の上級技術者が加入し、チーム名称の混乱を除けば前向きのようだ。
長らくルノーのエンジニアでありながら追放されていたアラン・パーメインは、レーシングディレクターとして就任した。
「数カ月のダウンタイムの後、再びレースに戻れるのは素晴らしいことだ」とパーメインは語った。
さらに、FIA(国際自動車連盟)のテクニカルディレクターを退任したティム・ゴスは最高技術責任者(CTO)として就任した。ゴスはセナ、ハッキネン、ハミルトンなどと働き、28年間のマクラーレン在籍中に5回のドライバーズタイトル獲得に貢献した。
レッドブル・テクノロジーから移籍してきたギヨーム・カッテラーニもテクニカル・ディレクター代理として加わる。カッテラーニはロータス、マクラーレンなどでF1経験15年以上のベテランだ。空力、車両性能、テクノロジーに重点を置き、車両性能目標を設定し、これらの目標を達成するための運営上のリーダーシップが期待されている。
■ハミルトン陣営に元右腕が復帰
一方、7度のワールドチャンピオンに輝いたルイス・ハミルトンには、2021年にハミルトン陣営を離れていた元右腕のマーク・ハインズが復帰する。
■アンドレッティにはトップチームから120名が加入
2025年か2026年に11番目のチームとしてF1参戦を目指すアンドレッティ・キャデラックは、F1チームを設立する認可がまだ下りていないにもかかわらず、動きがある。
『Independent(インディペンデント)』紙によると、現在120人がF1プロジェクトに携わっており、経験豊富なテクニカルディレクターのニック・チェスターが次のように明かしている。
「レッドブル、フェラーリ、メルセデス、マクラーレンから加入しているよ」。