80年代前半に7つのグランプリを制したフランス人のルネ・アルヌーは、2024年もマックス・フェルスタッペン(レッドブル)のライバルたちにとって「厳しい年になる」と予想している。
■フェルスタッペン&レッドブルのF1カーは素晴らしい
75歳になる元ドライバーのアルヌーは、世界チャンピオン3冠を達成したフェルスタッペンが“素晴らしいドライバー”であることを認める一方で、イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙に、フェルスタッペンは“素晴らしいレーシングカー”を持っていると語った。
「車載カメラの映像を見てほしい。マックスはブレーキングし、ターンし、ステアリングを静止させ、コーナーできれいなラインを描く。他のドライバーは常にハンドル操作を修正しなければならない、私たちが当時そうしなければならなかったようにね」
「もしレッドブルが2024年に向けてこれほど良いマシンを作るなら、フェルスタッペンのライバルたちにとってはまた厳しい年になるだろう」。
■ルクレールはフェルスタッペンと同じ最高レベルだ
しかしアルヌーは、彼がドライブしたチームであるフェラーリがシャルル・ルクレールに良いマシンを与えることができれば、モナコ出身のルクレールがフェルスタッペンに追いつくことができると考えている。
「シャルル・ルクレールは今年、非常に不運だったと断言できる。しかし、カルロス・サインツとは対照的に、彼のパフォーマンスは一貫して良かった。私にとっては、ルクレールはフェルスタッペンのグループに属する世界最高のドライバーの一人だ。マックスはもう少し食いついてくるかもしれない」
「でも、さっきも言ったように、あのようなクルマなら、フェルスタッペンがあれほど高いレベルでパフォーマンスを発揮するのも簡単だ」。
■サインツは期待以下だった
「フェラーリは文字通りタイヤを食いつぶした。グランプリを5周した時点で、マックスはすでにリラックスしていたんだ」
「サインツはシンガポールで素晴らしいパフォーマンスを見せたが、他のほとんどのレースでは期待を下回っていたよ」。