ルイス・ハミルトン(メルセデス)がランキング2位に届く可能性は消え、レッドブルF1が悲願のドライバーズ選手権1位と2位、そしてコンストラクターズ選手権を完全制覇、これはチーム史上初めてのこととなった。
●【2023年F1チャンピオンシップ・ランキング】第22戦F1ラスベガスGP終了後
■メルセデス、大事なのは勝つことだ
ハミルトンのボスでメルセデスF1代表であるトト・ヴォルフにとっては面白くない一年となった。
「2位や3位は私にとってまったく興味がない」と彼は『Sky Deutschland』に語った。
「大事なのは勝つことだ。金銭的なことも含めて、従業員にとっては違いはあるが、私はあまり気にしていないよ」
財政的な観点では、F1チームにとって本当に重要なのはコンストラクターズ選手権だ。現在2位のメルセデスは3位フェラーリとわずか4ポイント差で最終戦アブダビGPに臨む。
■フェラーリ、最終戦でメルセデスに追いつける
土曜日の深夜にラスベガスで行われたスリリングなレースでは、シャルル・ルクレール(フェラーリ)はレッドブルのマックス・フェルスタッペンからわずか2秒差の2位でチェッカーを受けた。
レース後、フェラーリのフレデリック・バスール代表はメルセデスに追いつくことができると語った。
「フェルスタッペンは無敵かね?」
「彼らは圧倒的だが、我々は彼らに到達するまでそれほど遠くないよ」
「今考えなければならないのは、次のレースとメルセデスのことだ。メルセデスは我々からわずか4ポイントしか離れていないし、コンストラクターズランキングでも彼らに追いつけると確信しているからね
「今考えなければならないのは次のレースとメルセデスだ。彼らは我々とわずか4ポイント差であり、コンストラクターズランキングで彼らに追いつくことができると確信しているよ」。
■レッドブルF1に近づいているライバル勢
シーズンを終えようとしてる今、メルセデスとフェラーリが2位を争っているが、元F1ドライバーのラルフ・シューマッハはレッドブルが危機を感じているはずだと考えている。
「彼らは多少のプレッシャーにさらされている。他のチームが近づいてきているからね」。