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アルファタウリF1エンジニア「角田裕毅はタイヤに苦しんでいたハミルトンをオーバーテイクして6位」スプリントのペースは「ポイント獲得が十分期待できる」

2023年11月05日(日)22:41 pm

アメリカ大陸3連戦の3戦目、F1第21戦サンパウロGP(アウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ、ブラジル)の2日目は青空の中24周のスプリントが行われ、アルファタウリF1のクラウディオ・バレストリ(車両性能担当チーフエンジニア)が次のように振り返った。

●【2023F1第21戦サンパウロGP】全セッションの結果・開催スケジュール

■スプリント・シュートアウト

「昨日(金曜日)の予選は残念な結果に終わったが、今日は自分たちのパッケージから最大限の力を引き出そうと努力した。今朝のSQ1では2周のタイム計測を行い、SQ2に進むことができた。すごく簡単なことではなかったが、オコンとアロンソの接触で赤旗が出る前にラップタイムを出せたのはラッキーだった」

「シュートアウトの第2パートは、ほとんどのトップチームがグリーンライト時点でスタートしたが、一方で、我々はコースの改善というアドバンテージを得るため、ギリギリまで待つことにした。この作戦が功を奏し、2台ともSQ3に進出した」

「SQ3では、ドライバー2人ともニュータイヤを履いていたので、他のトップ10に比べて少し有利だった。ユウキ(角田裕毅)が6番手、ダニエル(リカルド)が8番手で、競争力のあるラップタイムを記録できた。この好結果は、スプリント・レースでポイントを獲得するためのいいポジションにつけてくれた。残念だったのは、それが1台だけだったことだ」

■スプリント

「他のトップ10が中古のソフトコンパウンドタイヤでスタートしたのに対して、我々は新品のソフトコンパウンドタイヤでスプリントレースをスタートすることにした」

「1周目に2台とも1つポジションを落としたものの、レース中は2人とも競争力のあるペースを見せ、前を行く2台のフェラーリにプレッシャーをかけた」

「レース終盤、ユウキはタイヤに苦しんでいたハミルトンをオーバーテイクし、さらにポジションを上げた。スプリントを終えて、ユウキは6位、ダニエルは9位と残念ながらポイント圏外に終わった」

「今はグランプリでポイントを獲得できるかどうかが楽しみだ。スタートポジションは素晴らしいとは言えないが、今日のペースは明日のポイント獲得が十分期待できるものだった」。

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