アメリカ大陸3連戦の3戦目、F1第21戦サンパウロGP(アウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ、ブラジル)が開幕し、決勝レースのスターティンググリッドを決める予選が行われ、アルファタウリF1のジョナサン・エドルズ(チーフ・レース・エンジニア)が次のように振り返った。
●【2023F1第21戦サンパウロGP】全セッションの結果・開催スケジュール
■ジョナサン・エドルズ(チーフ・レース・エンジニア/アルファタウリ)
予選:16番手、17番手
「ここブラジルでの今シーズン最後のスプリントでは、最も成功した金曜日とは言えなかった。フリー走行1回目では様々なセットアップオプションを検討し、主にハードとミディアムコンパウンドに焦点を当て、ソフトタイヤは予選のために温存するつもりだった」
「クルマに大きな問題や限界はなかったが、クリアなトラックでセッションを開始するときにグリップが低かったのはいつものことだった。クルマはそれなりに競争力があると感じたよ」
「インテルラゴスではいつもそうなんだが、ギャップがタイトなのは明らかだったから、予選ではユウキ(角田裕毅)が新品のソフトタイヤで3本、ダニエル(リカルド)が2本走った」
「Q1の開始が遅れた後、雨が近づいてきたが、コースの北側に逸れ、影響はなかった。走行を重ねるごとにペースは上がっていったが、今日はQ2進出を果たすのに十分なペースではなかったし、タイム差が0.1秒以下だったことを考えると悔しい」
「メキシコの時ほどの競争力はないだろうとは思っていたが、今日の結果以上のものを期待していた。明日のスプリント・シュートアウトに向けてマシンを改善するため、パルクフェルメ内でデータを調べ、何が起こったのかを理解し、マシンに変更を加えるつもりだ」。