NEXT...F1開催スケジュール

【F1アメリカGP:SQ】フェルスタッペンが一発勝負でPP、角田裕毅は最終アタックに入れずSQ1脱落・・・リカルドはSQ3へあと0.031秒

2023年10月22日(日)4:00 am

アメリカ大陸3連戦の初戦、F1第19戦アメリカGP(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ、オースティン)の2日目、スプリント・シュートアウトが行われた。スプリント・シュートアウトは、スプリント・レースのための予選だ。

●【2023F1第19戦アメリカGP】全セッションの結果・開催スケジュール

天候は晴れ、気温32℃、路面温度36度、湿度24%、風は南東へ12.6km/hで、ターン1の大きな星条旗がターン2に向かってはためくほどの風が吹いている。

■SQ1:角田裕毅、最終アタックに入れず脱落・・・

12分間のSQ1はミディアムタイヤ指定で争われた。40秒が経過したところでルイス・ハミルトン(メルセデス)を先頭に各車続々とコースイン。

角田裕毅(アルファタウリ)は最終アタックしようとしていたが、セクター3では各ドライバーが車間を空けてアタックに入ろうとする“ポジション取り争い”がいつものように激しい。

長い直線後のターン12時点では、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、角田裕毅(アルファタウリ)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、そしてアタックをしていたシャルル・ルクレール(フェラーリ)の順だった。

しかし、最終のターン20を通過した順番は、ルクレール、ラッセル、ハミルトン、ペレス、角田裕毅だった。結果的に角田裕毅がスタートラインを通過する直前でチェッカーフラッグが振られてしまい、タイムアップのチャンスを得られずに脱落してしまった。角田が激怒している無線が流された。

最終アタックでダニエル・リカルド(アルファタウリ)が15番手でSQ2へ進出したことを考えれば、角田裕毅もアタックさえできていればSQ2へ進出していた可能性もあった。

セッション後、ルイス・ハミルトン(メルセデス)と角田裕毅(アルファタウリ)が審議対象になった。リプレイ映像によると、後ろから来たハミルトンの前にアルファタウリがいて、どちらもアクセルとブレーキを使い分けながらゆっくり走ってポジションを駆け引きするように接近。抜こうとしていたハミルトンは角田裕毅に接触したと訴え、チームにフロントウイングのチェックを依頼したが、この件はお咎めなしとなっている。

また、ターン19の出口では、アタック中のルクレールがレコードライン上をゆっくり走っていたラッセルに追いついてしまい、邪魔をされたルクレールは「ミスター・ラッセルさんにペナルティを」と無線で訴えた。この件は審議となっている。

【F1アメリカGP:スプリント・シュートアウト】SQ1
16 ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
17 ケビン・マグヌッセン(ハース)
18 バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)
19 角田裕毅(アルファタウリ)
20 ローガン・サージェント(ウィリアムズ)

■SQ2:リカルド、11番手でSQ3へあと0.031秒

10分間のSQ2もミディアムタイヤ指定だ。手の骨折から復帰したばかりのダニエル・リカルド(アルファタウリ)はSQ3を狙ったものの0.031秒届かず11番手で脱落。リカルドは「“また”11番手でごめんね」とチームへ無線で伝えた。昨日の予選で角田裕毅も11番手だったことから、アルファタウリのマシンのポテンシャルは11番手が限界のようだ。

昨日の予選ではQ1敗退となったフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、今日はセットアップを変えてSQ2へ進んだものの、2台そろってSQ2敗退となった。

フェルスタッペンはアタック中にミスをして一回転したものの、うまくコントロールしてコース上に留まった。

【F1アメリカGP:スプリント・シュートアウト】SQ2
11 ダニエル・リカルド(アルファタウリ)
12 フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
13 エステバン・オコン(アルピーヌ)
14 ランス・ストロール(アストンマーティン)
15 ジョウ・グァンユ(アルファロメオ)

■SQ3:一発争いでフェルスタッペンがPP

SQ3は8分間で行われたが、最初の3分間は全員がソフトタイヤ温存のためガレージで待機。残り5分を切ったところでマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を先頭に全車がコースインした。

ミスが許されない一発勝負のSQ3となったが、最速ラップは先頭でコースインしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、0.130秒差の2番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、トップから0.139秒差の3番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)だった。

SQ1でのラッセルとルクレールの件が審議対象となっている。

【F1アメリカGP:スプリント・シュートアウト】SQ3
1 マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2 シャルル・ルクレール(フェラーリ)
3 ルイス・ハミルトン(メルセデス)
4 ランド・ノリス(マクラーレン)
5 オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
6 カルロス・サインツ(フェラーリ)
7 セルジオ・ペレス(レッドブル)
8 ジョージ・ラッセル(メルセデス)
9 アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
10 ピエール・ガスリー(アルピーヌ)

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック