F1第14戦オランダGP(ザントフォールト)の初日、フリー走行2回目が行われた。
●【2023F1第14戦オランダGP】全セッションの結果・開催スケジュール
トップタイムはランド・ノリス(マクラーレン)、2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)だった。
レッドブル・レーシングと同じホンダRBPTのパワーユニットを搭載するアルファタウリF1は、角田裕毅は5番手と好調を維持、復帰3戦目の34歳ダニエル・リカルドはクラッシュしてしまい20番手だった。
■ピアストリとリカルドがクラッシュ
セッション開始9分、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)とリカルドが同じ場所でクラッシュした。TVカメラはターン3のバンクで外を向いたまま止まっており、フロントが大破したマクラーレンを捉えた。
すぐ隣にはアルファタウリのリカルドのマシンも映し出された。両ドライバーは車に乗ったまま、ブレーキをかけてマシンをキープしている。ブレーキペダルから足を外してしまうと坂道を転がり落ちてしまうためだ。
リプレイによると、ピアストリはバランスを失い、バンクの頂上でテックバリアにヒットしてしまった。
リカルドはかなり後ろを走っていたが、ターン3の進入でよりワイドなラインを取ろうと進入すると、クラッシュしているピアストリが視界に入った時には手遅れで、ピアストリのマシンの真横へのクラッシュを避けるために自らマシンをバリアに突っ込んで止める以外には何もできなかった。
■リカルドは骨折
その後、リカルドはX線検査で左手の中手骨を骨折していることが判明し、アルファタウリF1はリアム・ローソンが代役を務めると発表した。