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【F1ベルギーGP】フェルスタッペン今季10勝目&レッドブルはW表彰台で開幕12連勝の新記録を飾る!角田裕毅は今季3度目の入賞!

2023年07月30日(日)23:59 pm

F1第13戦ベルギーGP(スパ・フランコルシャン)の44周の決勝レースが行われた。

●【2023F1第13戦ベルギーGP】決勝レースや全セッションの結果、開催スケジュール

■決勝レースレポート

レコノサンス・ラップでニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)が「煙が見える」と訴えながらスローダウン。心配な発言だが、映像では煙は確認できない。

気になる天候は、スタート時には雨は降らずにドライタイヤでスタートできそうだ。

1周目
晴天の中ブラックアウト!

ターン1はシャルル・ルクレール(フェラーリ)がトップを守った。すぐ後ろのカルロス・サインツ(フェラーリ)とオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が接触!

ピアストリのペースが上がらず最後尾へ。

サインツは右サイドポッドにダメージを受けた。

ストレートで2番グリッドのセルジオ・ペレス(レッドブル)がポールポジションのシャルル・ルクレール(フェラーリ)をオーバーテイク!

11番グリッドの角田裕毅(アルファタウリ)は8番手へ浮上!

2周目
昨日2位でスプリントもリードしていたピアストリだが、フロントウィングにダメージを負い、ターン13と14の間でコース脇にマシンを止めた。リタイアだ。

3周目
サインツはピットにダメージ具合を尋ねると、「5%エアロバランスに影響がある。大きい」と言われた。小さな数字だが、F1では大きな数字だ。

4周目
DRSが有効になった。

サインツのサイドポッドが大きく映されたが、かなり大きなダメージだ。昨日、ペレスが負ったダメージに似ている。このまま走れるのか?

5周目
角田裕毅がダメージを負ったサインツをオーバーテイクして6番手へ浮上!この後はタイヤマネジメントが重要になる。

6周目
ランド・ノリス(マクラーレン)がミディアムタイヤからハードタイヤへ交換。17番手でコース復帰。

アルボンがサインツをバスストップシケインで抜いて7位へ浮上。

7周目
オコンとボッタスがピットイン。ソフトタイヤ勢は早めにスイッチする。

マクラーレンの場合は、ミディアムであまり良いタイムではなかった。

フェルスタッペンはファステストラップを更新し、ルクレールの1秒以内に迫ってきた。

8周目
サインツはサージェントに抜かれ、10番手まで順位を落としている。サインツがピットに入ったが、リタイアすることなく、ミディアムタイヤに交換した。

9周目
「レーダーでは雨が降る可能性があるが、昨日ほどの雨ではない」とハミルトンは伝えられた。

フェルスタッペンがルクレールをオーバーテイク!これで2位に浮上した。

ルクレールはそれほど抵抗せず、後ろのハミルトンとの戦いに備えてタイヤをセーブしているようだ。

10周目
ペレスとフェルスタッペンは約3秒差。

11周目
ランド・ノリス(マクラーレン)はリアタイヤの摩耗に苦戦している。マクラーレンは厳しい戦いになった。

12周目
20分後に雨が降る予想が出ているが、上位勢はどこまでタイヤ交換を引き延ばせるか?

13周目
ハミルトンがミディアムタイヤに交換。4位をキープした。

14周目
ペレスとルクレールがピットイン!両者ともミディアムへ交換し、ペレスがリードを保ったままコースに戻ってきた。

レースはフェルスタッペンが16.2秒リードしている。

そのフェルスタッペンは「雨が降るまでタイヤを持ちこたえられるか?」と問われるが「僕は気象レーダーは見えないよ!」と言い返した。

15周目
フェルスタッペンがミディアムタイヤに交換。ペレスの後ろでコースに復帰した。

16周目
ガスリー、ストロール、ラッセルはまだピットインしていない。

ガスリーはソフトタイヤでスタートし、他の2人はミディアムでスタートした。

しかしガスリーはタイヤが厳しくなっており、アロンソに順位を奪われたばかりだ。どこまで粘れるか?

17周目
フェルスタッペンは一気にペレスに近づく。その差は1秒未満で、DRSが有効になる範囲に入ってきた。

ストレートでフェルスタッペンがペレスをオーバーテイク!

ペレスとしてはこの後の雨に期待したい。

18周目
「ターン15で雨が落ちてきた」とサインツ。

タイヤ交換をしていない6〜8位のラッセル、ストロール、ガスリーはもう少しだけ我慢したいが、どれくらい降るのだろうか?

19周目
フェラーリが「雨は10分間続く予定」とルクレールに伝える。

20周目
アストンマーティンF1のピットウォールの首脳陣がテントから手を出して雨の強さを確認している。

角田裕毅がストロールをオーバーテイクして8番手へ!次のターゲットは元チームメイトで昨日スプリントで3位に入ったガスリーだ。

21周目
フェルスタッペンは「雨かなり強いよ」と伝える。

ここまでタイヤ交換を我慢してきたストロールがソフトタイヤに交換。

フェルスタッペンがオールージュを駆け上がった後の縁石に乗り上げた時にスライドした。かなり滑りやすくなってきたようだ。

22周目
「雨が強くなってきた」とフェルスタッペンは無線を受ける。

23周目
ジョージ・ラッセル(メルセデス)がソフトタイヤに交換!もうカメラではかなり雨が見えている中でこの判断は賢明なのか・・・。

角田はガスリーを抜いて6位に上がりたいところだが無理はしない。ガスリーはまだピットインしていない唯一のドライバーで、しかもソフトタイヤだ。

24周目
角田裕毅がガスリーをオーバーテイクして6位へ!

そのガスリーはピットインしてミディアムタイヤに交換。ここまで引っ張ったが雨はこれ以上強くならないようで、雨雲は抜けていきそうだ。

25周目
角田裕毅がピットイン。ソフトタイヤに交換して12位でコースに戻った。

サイドポッドにダメージを負っていたサインツがピットに戻ってリタイアした。

26周目
トップ5は、フェルスタッペン、ペレス、ルクレール、ハミルトン、そして少し離されてアロンソだ。

タイムはすでにドライ路面のレベルに戻っている。

27周目
角田裕毅はポイント圏内を走行中だ。このままタイヤマネジメントしてフィニッシュまでポイント圏内で持ちこたえることはできるのか?

28周目
ハミルトンがソフトタイヤに交換。

29周目
ルクレールがソフトタイヤに交換。3位でコース復帰。

すぐ後ろではハミルトンがアロンソをオーバーテイクして4位へ浮上!中古のミディアムタイヤを履いているアロンソは無駄な抵抗はしなかった。

30周目
ペレスがソフトタイヤに交換。

同じくアロンソもソフトタイヤに交換し「良い仕事だ、みんなありがとう!」とご機嫌だ。

31周目
フェルスタッペンがソフトタイヤに交換。ペレスの8秒以上前でコースに戻った。

32周目
フェルスタッペンは余裕の展開だ。2位ペレスの3秒後ろにいるルクレールは表彰台を確保したい。しかしすぐ後ろにはハミルトンがいる。

33周目
角田裕毅は9位、すぐ後ろにオコンが近づいている。

34周目
レッドブルF1はフェルスタッペンに対してタイヤを使いすぎるなと忠告。ペレスがタイヤマネジメントをしているからなのか?フェルスタッペンとピットの無線の応酬は名物になりそうだ。

35周目
9位の角田裕毅にオコンがDRSで迫るが、角田裕毅はブロックラインを走って守った。

38周目
DRSを使うオコンがストレートエンドのコーナーで並んで入っていき角田裕毅をオーバーテイク!これで9位オコン、10位角田となった。角田はなんとかポイントを持ち帰りたいが、同じアルピーヌF1のガスリーが迫っている。

40周目
リカルドがジョウ・グァンユ(アルファロメオ)、アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)に抜かれ、17位に落ちた。

41周目
オコンがDRSを使ってストロールをパスして8位へ浮上した。

42周目
角田裕毅は迫ってくるガスリーを見ながら、なんとか1秒以内に入らせないようにペースコントロールしている。

43周目
ガスリーが角田まで1.5秒差まで迫ってきた。一方で、角田も前にいるストロールまで1.3秒差だ。

ここでハミルトンがミディアムに交換!後ろのアロンソとはかなりタイム差があったため、ここでファステストラップ狙いのようだ。

44周目
フェルスタッペンはペレスを21秒以上リードしたまま優勝!

2位はペレス、3位はルクレール、4位のハミルトンはファステストラップを獲得した。

これでレッドブル・レーシング・ホンダRBPTは開幕戦から負け知らずの12連勝、昨年の最終戦から13連勝を飾った。1988年にアイルトン・セナとアラン・プロストが圧倒的な強さを見せたマクラーレン・ホンダのシーズン11勝を超える偉大な大記録を達成した。

■角田裕毅は1ポイント獲得!

レッドブルF1と同じホンダRBPTを搭載するアルファタウリF1は、角田裕毅が今季3度目の10位で1ポイント獲得、ダニエル・リカルドは16位だった。

アルファタウリF1のチームメイトバトルは、1戦目はリカルドの勝利、今回の2戦目は角田裕毅が勝利し、さらに1ポイント獲得という大きな結果をチームに持ち帰った。この調子を発揮し続ければレッドブルF1首脳陣の評価も上がっていくだろう。

F1はこれで前半戦が終了し、夏休みに入る。

次戦は夏休み明けの8月25〜27日、F1第14戦オランダGPから後半戦が始まる。

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