ジャック・ビルヌーブ「最初は妹が怒って電話をしてきたんだ」ルクレールの“特別ヘルメット問題”の一部始終を詳細に説明
F1カナダGP決勝レース前に、ジャック・ビルヌーブがシャルル・ルクレール（フェラーリ）との間で起こっていた“ジル・ビルヌーブのヘルメット・カラー”問題について和解し、その経緯を自身の公式インスタグラムで発表した。
この件は、ルクレールがジル・ビルヌーブ・サーキットで、ジャックの亡き父で元フェラーリの伝説的F1ドライバーだったジル・ビルヌーブを称えるために、ジルとほぼ同じ特別ヘルメットのカラーリングを発表したが、父ジルの肖像権を管理しているビルヌーブ家に事前確認がなかったことから、ビルヌーブ家の怒りを買ってしまい、大きな騒動になってしまった。
ルクレールはその後、通常のヘルメットに戻していたことから、外部には一部の話が語られたのみで詳細な状況や経緯は当事者しか分からないままとなっていたが、あまりに大きな騒動になったことから、ジャック・ビルヌーブ本人がこの件について公式インスタグラムで以下のように説明した。
■ジャック・ビルヌーブがヘルメットの一件を説明
「シャルル・ルクレールが私の父のヘルメットを使用したことについて、私や私の家族を侮辱していると感じた人々がいた最近の出来事について、状況を明らかにするために、僕はいくつかの状況を説明したいと思う」
「僕がトラックに到着したとき、妹が怒りにまかせて電話をかけてきた。妹はシャルルが父のヘルメットを何の連絡もなく使っているのを目撃したんだ。家族全員が驚いたよ。僕たちは事前に何も知らされていなかったんだからね･･･」
「僕はすぐにシャルルにメッセージを送ると、シャルルは親切にも僕に電話をかけてくれた。僕たちは充実した会話をし、彼はこの状況について心から謝罪してくれた。僕は、それが感動的な賛辞であり、僕個人としては何の問題もないことを再確認した」
「しかし、私の姉は父に関するすべてのことを管理する責任者なので、彼が僕の姉に連絡を取ることの重要性を強調した。そして、妹と母をトラックに招待して、残っている懸念を解消するよう提案したんだ」
「幸いなことに、最終的にはすべてがうまくいったが、今週末の前に敬意とプロ意識を持って、このような話し合いと手配が行われることが望ましいと思う･･･」
「残念なことにこの事件は大げさに扱われ、不必要な論争に発展してしまった･･･」。
■フェラーリも謝罪
この件について、フェラーリもビルヌーブ家に謝罪している。ジャック・ビルヌーブが言うように、事前確認があれば騒動にならず素敵なエピソードになったことだろう･･･。
