NEXT...F1開催スケジュール

【F1マイアミGP順位&レポート】フェルスタッペン、9番手から大逆転で今季3勝目!ペレスがっかり2位、アロンソ大喜び3位、角田裕毅は良いバトルを魅せて11位

2023年05月08日(月)6:59 am

F1第5戦マイアミGP(マイアミ・インターナショナル・オートドローム)の決勝レースが行われた。

●【2023F1第5戦マイアミGP】決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数、ファステストラップ

9番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が圧倒的な速さで今シーズン3勝目を挙げた。

ポールポジションからスタートしたセルジオ・ペレス(レッドブル)は悔しい2位、今シーズン4度目の3位表彰台を獲得したのはフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)だ。

レッドブルと同じホンダRBPTのパワーユニットを搭載するアルファタウリは、角田裕毅が良い走りで魅せるシーンもあったものの11位で入賞まであと1.4秒まで迫った。新人ニック・デ・フリース(アルファタウリ)は18位だった。

【F1マイアミGPレポート】

■スタート
ポールポジションのセルジオ・ペレス(レッドブル)が素晴らしいスタートを切り、トップでターン1に入った。トップ3がポジションキープした。

4番手だったケビン・マグヌッセン(ハース)は、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)に抜かれて7番手に落とした。

10番手のバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)が8位に浮上した。

ハードタイヤのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は順位を落としたがいつも通り慎重に行っている。

ニック・デ・フリース(アルファタウリ)はマクラーレンと何らかの接触があり、最後尾に落ちた。

■2周目
ペレスはすでにアロンソを引き離しに掛かっていて、すでに1秒先を行っているため、DRSが有効になっていても心配する必要はない。

ハミルトンはまだ13番手のままだ。

■3周目
フェルスタッペンはオコンとボッタスを引き離し、8位に浮上した。

ローガン・サージェント(ウィリアムズ)はピットインし、新しいフロント・ウィングとハードタイヤに交換した。

■4周目
フェルスタッペンがホームストレートで2台まとめてダブルオーバーテイク!DRSを使って、マグヌッセンとルクレールの2台をオーバーテイクし、現在6番手まで浮上した。次のターゲットはジョージ・ラッセル(メルセデス)だ。

4号車(ノリス)と21号車(デ・フリース)が絡んだ1周目のターン1のインシデントはお咎めなし。

■5周目
スタートのリプレイは、デ・フリースがロックアップしてノリスの後ろにぶつかったようだ。

ハミルトンはスタートでヒュルケンベルグにぶつかり、3台の車のサンドイッチの真ん中で押しつぶされていた。

ハミルトンが浮上しない理由は、彼がフロントウィングにダメージを負っているためかもしれない。

■7周目
「マシンのフィーリングは明らかに良くない」とハミルトンが訴える。

また、タイヤのデグラデーション(劣化)に関する無線もあちこちで出ている。

■8周目
2番手アロンソは、フロントタイヤをうまくケアしているペレスにわずか1.6秒差につけている。

トップ10のうちフェルスタッペンとエステバン・オコン(アルピーヌ)だけがハードタイヤで、あとはミディアムタイヤだ。

ラッセルは「滑っている」と訴える。

■9周目
「ブレーキが大きく振動してる」とラッセルは訴えた。

アロンソは、25周目にフェルスタッペンに捕まえられると言ったが、それよりもはるかに早く捕らえられそうだ。

ターン17でフェルスタッペンがピエール・ガスリー(アルピーヌ)をオーバーテイク。

■10周目
マグヌッセンは、ルクレールとオコンを率いるDRSトレインの先頭を走っている。

■11周目
ペレスは新たなファステストラップを出して後続を引き離そうとしている。

■14周目
フェルスタッペンがターン17でサインツをオーバーテイク!これで3位へ浮上。

■15周目
フェルスタッペンがターン11でアロンソをオーバーテイクして2位浮上!アロンソの予想より10周も早く捕らえられてしまった・・・。

■16周目
ガスリー、ボッタス、デ・フリースなど各ドライバーがハードタイヤに交換するためピットイン。

■17周目
ペレスは右フロントタイヤのデグラデーションをあきらめ始めているが、チームとしてはペレスがトラフィックに巻き込まれるのならばピットインさせたくないだろう。

■18周目
ラッセルとルクレールがハードタイヤに交換。

■19周目
サインツがハードタイヤに交換。

上位勢は、ペレス、フェルスタッペン、アロンソ、オコン、ヒュルケンベルグ、ハミルトンまでのトップ6はまだピットインしていない。

■21周目
トップのペレスがハードタイヤに交換!ペレスはトラフィックを避けてコース復帰。これでオーダーは、フェルスタッペン、アロンソ、オコン、ペレスの順だ。

その後ろでは、サインツがついにヒュルケンベルグを抜いて5位に浮上。

【記録:サインツのピットレーンスピード違反】

■22周目
フェルスタッペンのタイヤは、左フロントの状態が悪く、ブリスター(水ぶくれ)などが見える。

しかしフェルスタッペンは、タイヤよりもシフトアップの違和感を心配しているようだ。

■24周目
「フロントウイングをチェックして」とラッセルが伝えた。壁にこすったか?いや、ストロールと絡んだようだ。

クリスチャン・ホーナー代表は「ハードタイヤはまともなタイヤだし、ミディアムもまともだったと思う」と語った。

■25周目
アロンソは2番手走行中にピットインし、ハードタイヤに交換して5番手で復帰した。

しかし、アロンソはサインツの後ろで戻ったので、ピットストップでポジションを1つ失ってしまった。

■26周目
フェルスタッペンはピットウォールと戦略について話し合ったが、ドライビングに集中するように言われた。フェルスタッペンは次に装着しなければならないミディアムタイヤについて心配しているようだ。

■27周目
トップのフェルスタッペンは16秒リードしており、ピットインするには不十分だ。

■28周目
アロンソはサインツに迫り、ターン11のイン側に飛び込んだ。オコンはまだ3番手だが、まだピットインしていない。

■30周目
アロンソがオコンをターン11でオーバーテイクして3番手浮上。

オコンはハードタイヤのまま粘っていて、ピットストップのタイミングを見計らっている。

■31周目
角田裕毅は9番手を走行中だ。ハードタイヤでスタートしてからまだピットインしていない。

トップのフェルスタッペンと3番手アロンソは28秒差だ。ピットインするためにはもう少し引き離しておきたい。

■32周目
ハミルトンがラッセルを前に出した。この2人は戦略が違うためだ。ハミルトンにとっては厳しいレースになっている。

■34周目
ヒュルケンベルグがミディアムタイヤに交換。16番手でコースへ復帰した。

フェルスタッペンは長く走れば走るほど彼の戦略としては有利になると言われているが・・・今の15秒リードのままだと、ピットインすると2番手に落ちてしまう。

■35周目
4番手サインツはオコンとバトルをしているが、ピットレーンのスピード違反でレース終盤に5秒のペナルティを受けることが決まっている。

ラッセルはコース上では6番手だが、オコンがピットインすると事実上5番手になる。

■36周目
ラッセルがオコンをオーバーテイクして5番手に浮上。

■37周目
6番手のオコンと7番手のハミルトンはまだピットインしていない。角田とストロールもオリジナルタイヤでトップ10を走行中だ。

角田がミディアムタイヤに交換!ヒュルケンベルグのすぐ前の14番手でコースに戻り、戦略成功だ。

■38周目
ハミルトンがピットイン!ミディアムタイヤに交換し、アルボンの後ろ13番手でコースに戻った。

ルクレールがマグヌッセンをオーバーテイクし9番手へ!

■39周目
ラッセルがサインツをオーバーテイクし4番手へ!ラッセルは鼻歌を歌いながら気分良く走っているようだ。

■40周目
ハミルトンは現在、元チームメイトのボッタスと11番手争いを繰り広げている。

6番手のオコンがついにピットイン。ミディアムタイヤに履き替えて11番手でコースに復帰した。

■41周目
まだピットインしていないドライバーは、トップのフェルスタッペンと7番手のストロールだ。

サインツの問題はタイヤ関連であることが確認されている。フェラーリは、今シーズンのロングランでタイヤの摩耗に苦しんでいる。

■42周目
大きなクラッシュもなく、リタイアはまだ1台もない。

フェルスタッペンはハードタイヤのままスティントをうまくこなしており、まだ自己ベストでセクタータイムを刻んでいる。

■43周目
ストロールがついにピットインした。3秒かかっていいピットインではなかった。15番手でコースに復帰した。ストロールはセーフティカーを望んでいたが、実現しなかった。

これでピットインしていないのは、トップのフェルスタッペンだけとなった。

■45周目
2番手のペレスがファステストラップ!
このままだとフェルスタッペン有利だが、ペレスもファステストラップを出して応戦している。

■46周目
ついにフェルスタッペンがミディアムタイヤに交換!2番手でコースに復帰。その差は1.6秒だ。これでコース上でのチームメイトバトルになった。25周走った古いハードタイヤのペレスより、フレッシュなミディアムタイヤを履いたフェルスタッペンが圧倒的に有利だ。

■47周目
フェルスタッペンが1秒以内まで迫り、DRS圏内に入った!一気に近づく!ペレス守れるか?

最終セクターのターン17で並ぶがペレスが守った!

■48周目
ホームストレートで2台が並んでアウト側からフェルスタッペンがオーバーテイク!

フェルスタッペンは一気に差を広げて、DRS圏外へと逃げる!

■49周目
フェルスタッペンとペレスはすでに1.5秒差。フェルスタッペンがDRS圏外へと逃げ切った。

ストロールがアルボンをホームストレートでオーバーテイクして13番手へ浮上。

■50周目
バトルがないアロンソは走行中に観客用の大画面でストロールのリプレイを見て「良い動きだ(ナイスムーブ)抜いたのは誰?」と他人のレースを見る余裕すらあった。

■51周目
ポーパシングが出ているフェラーリのルクレールが、ガスリーに迫っている。

新しいミディアムタイヤを履いた角田裕毅がボッタスをオーバーテイク!

■52周目
2.5秒先行するフェルスタッペンは、ペレスがタイヤで苦しんでいるかどうかチームに確認する。

ストロールはまだペースを上げながら、ボッタスを狙っている。アロンソもそれを見ていたか?

■53周目
フェルスタッペンはかなり余裕があり、ファステストラップのボーナスポイントの1ポイントも獲れそうだ。状況を考えると他に誰が狙えるか?

ハミルトンがガスリーを攻略!

■54周目
新しいタイヤを履いているハミルトンは6番手ルクレールのすぐ後ろにつけている。ターン11で動く!

■55周目
ハミルトンがルクレールをオーバーテイク!これで6番手へ浮上!しかしルクレールもDRSを使って追いかける!

■56周目
ストロールは11番手の角田裕毅を狙う!10位入賞を獲りたいマグヌッセンは、この2人が争ううちに逃げ切りたい。

フェルスタッペンがファステストラップ更新!確実に1ポイントを追加しようとしている。

■57周目(ファイナルラップ)
フェルスタッペンがトップでチェッカーフラッグ!9番グリッドから優勝!
なんというレースだ。レッドブルの2台は速すぎた。フェルスタッペンは、他のドライバーたちを素早く仕留め、ハードタイヤで見事な第一スティントを走りきって、チームメイトを仕留めて一気に引き離した功績は称賛に値する。

ペレスは無線でかなりガッカリした様子だ。

3位のアロンソは大喜びでパルクフェルメで待つチームメイトに飛び込んだ。

ロードコースだが誰もクラッシュすることなく、20台が完走した。

■F1マイアミGP暫定結果
1 M.フェルスタッペン(レッドブル)
2 S.ペレス(レッドブル)
3 F.アロンソ(アストンマーティン)
4 G.ラッセル(メルセデス)
5 C.サインツ(フェラーリ)
6 L.ハミルトン(メルセデス)
7 C.ルクレール(フェラーリ)
8 P.ガスリー(アルピーヌ)
9 E.オコン(アルピーヌ)
10 K.マグヌッセン(ハース)
11 角田裕毅(アルファタウリ)
12 L.ストロール(アストンマーティン)
13 V.ボッタス(アルファロメオ)
14 A.アルボン(ウィリアムズ)
15 N.ヒュルケンベルグ(ハース)
16 G.ジョウ(アルファロメオ)
17 L.ノリス(マクラーレン)
18 N.デ・フリース(アルファタウリ)
19 O.ピアストリ(マクラーレン)
20 L.サージェント(ウィリアムズ)

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック