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【予選レポート】ルクレールが今季初PP獲得!角田裕毅は今季初Q3で8番グリッド!Q1は赤旗2回・・・土日も荒れる予感/F1アゼルバイジャンGP

2023年04月29日(土)0:40 am

F1アゼルバイジャンGP(バクー市街地)金曜日午後、決勝レースのスターティンググリッドを決める予選が開催された。

●【2023F1第4戦アゼルバイジャンGP】予選Q1-Q2-Q3のタイム、周回数

■Q1:2度の赤旗中断

18分間の予選Q1、レッドブルと同じホンダRBPTのパワーユニットを搭載するアルファタウリの新人ニック・デ・フリースは開始7分過ぎ、直角に左に曲がるターン3でフロントから真っ直ぐバリアに突っ込んだ。マシン撤去のために赤旗が出され、残り10分17秒で時計は止まっている。

デ・フリースは先ほどのフリー走行1回目で6番手タイムをマークし、仕上がりの良さを感じさせていただけに残念なミスだ。

その後、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)がターン3の出口でミスをして壁にヒットしてしまい、予選Q1で2回目の赤旗が出され、残り7分32秒で時計は止まった。

フリー走行1回目でエンジンカウル内で火が出てしまったガスリーだったが、無事に修復し予選に臨んでいただけに、流れが悪い金曜日になってしまった。

【予選Q1】ノックアウト
16 ジョウ・グァンユ(アルファロメオ)
17 ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
18 ケビン・マグヌッセン(ハース)
19 ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
ー ニック・デ・フリース(アルファタウリ) 

■Q2:角田裕毅がQ3進出!

Q3進出をかけて15台が臨んだQ2だが、調子を取り戻した角田裕毅が7番手でQ3に進出した。しかし、全6セットしか持っていないソフトタイヤをここで全て使い果たしており、決勝レースのスターティンググリッドを重視した戦略を採った。

これにより、新設された土曜日のスプリントシュートアウト(SQ、スプリントの予選)のSQ3の必須条件にある「新品ソフトタイヤ」使用義務を果たす事ができなくなった。もしSQ1とSQ2の条件である新品ミディアムタイヤでSQ3に進出しても、SQ3は棄権することになると思われるが、それでもスプリント(レース)はトップ10からスタートできるだろう。

【予選Q2】ノックアウト
11 ジョージ・ラッセル(メルセデス)
12 エステバン・オコン(アルピーヌ)
13 アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
14 バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)
15 ローガン・サージェント(ウィリアムズ)

■Q3:角田裕毅が8番グリッド獲得!

Q3に進出した10台による決勝レースのポールポジション争いは、レッドブルの2台と、このサーキットを得意とするシャルル・ルクレール(フェラーリ)の戦いとなったが、ルクレールが驚異の集中力で今季初となるポールポジションを獲得した。

2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はセルジオ・ペレス(レッドブル)、4番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)だった。

フリー走行1回目ではタイムが伸びなかったルイス・ハミルトン(メルセデス)が5番手、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が6番手に入り、ベテランの巧さを見せつけた。7番手にはランド・ノリス(マクラーレン)が入った。

角田裕毅は今シーズン初のQ3に進出して、決勝レースの8番グリッドを獲得した。角田裕毅は第3戦で待望の1ポイントを獲得しており、2戦連続のポイント獲得が狙えるポジションにつけた。

9番手はランス・ストロール(アストンマーティン)、10番手は新人オスカー・ピアストリ(マクラーレン)だった。

【予選】F1アゼルバイジャンGP(決勝レースの暫定スターティンググリッド)
1 C.ルクレール(フェラーリ)
2 M.フェルスタッペン(レッドブル)
3 S.ペレス(レッドブル)
4 C.サインツ(フェラーリ)
5 L.ハミルトン(メルセデス)
6 F.アロンソ(アストンマーティン)
7 L.ノリス(マクラーレン)
8 角田裕毅(アルファタウリ)
9 L.ストロール(アストンマーティン)
10 O.ピアストリ(マクラーレン)
11 G.ラッセル(メルセデス)
12 E.オコン(アルピーヌ)
13 A.アルボン(ウィリアムズ)
14 V.ボッタス(アルファロメオ)
15 L.サージェント(ウィリアムズ)
16 G.ジョウ(アルファロメオ)
17 N.ヒュルケンベルグ(ハース)
18 K.マグヌッセン(ハース)
19 P.ガスリー(アルピーヌ)
ー N.デ・フリース(アルファタウリ)

このアゼルバイジャンGPでは今季初のスプリントが行われるが、火曜日に突然レースフォーマットの変更が決定した。

セッティングができず意味が無いと不評だった土曜日のフリー走行2回目の代わりに、スプリントのための予選『スプリントシュートアウト』が土曜日午前に行われる。

マシンの調整をするフリー走行が金曜日の1回しかないため、事前の準備と限られた時間の使い方が重要となり、予選も貴重な走行の機会となった。そのため、この金曜日にはフリー走行、予選ともに数台が壁を擦ったりギリギリまで攻めているシーンが多く見られ、市街地サーキットということもあり、土日も荒れる展開になりそうだ。

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