2023年F1第3戦オーストラリアGP(メルボルン、アルバートパーク・サーキット、58周)が快晴の下でスタートしたが、波乱の展開となっている。
●【2023F1第3戦オーストラリアGP】決勝レースのタイム差、周回数
レースは2度の赤旗が出て、3回のスタンディングスタートとなる波乱のレースとなった。
56周目、3回目のスタートのターン1でワンチャンスを狙いたいドライバーたちが攻めて大混乱。
■3番手アロンソ、サインツと接触スピン
ターン1でフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)とカルロス・サインツ(フェラーリ)が接触して、アロンソがスピン、3番手のポジションを失った。アロンソは「昨年のシルバーストーンの時のようにポジションをスタート時に戻すべきだ」と激怒。
■アルピーヌは同士討ち
ターン1でアウト側に出てコースに戻ったピエール・ガスリー(アルピーヌ)と後方から来たエステバン・オコン(アルピーヌ)が同士討ちで2台リタイア。
■デ・フリースとサージェントが接触
後方ではターン1でニック・デ・フリース(アルファタウリ)にローガン・サージェント(ウィリアムズ)が突っ込み、2台ともリタイアした。
■ストロール、コースアウト
ターン3では3番手に上がったランス・ストロール(アストンマーティン)がブレーキング競争で止まりきれず、コースアウトで順位を落とした。
この一連の混乱でまた赤旗が出された。
赤旗になった時点で、角田裕毅(アルファタウリ)は現在5番手につけている。
■リスタートは?
スチュワードは再スタートの順位を発表した。しかし、ターミングモニターの周回数は「58/58」になっており、何周目の時点から再スタートするのか、スタンディングスタートになるのか、詳細はまだ発表されていない。
角田裕毅(アルファタウリ)はまた11位になるのか、それとも1台抜いて1ポイント獲得なるのか?
■サインツに5秒ペナルティ
3回目のスタートのターン1でフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)と接触してスピンさせ、混乱の原因を作ったカルロス・サインツ(フェラーリ)に5秒ペナルティが科せられた。
それを知らされたコクピット内のサインツは、「ノー!なぜだ?あり得ない。レースが終わるまで待ってくれ、プリーズ、プリーズ、プリーズ(頼むよ、頼むよ、頼むよ!)」とアピールしている。
■【発表された4回目のスタート順位】F1オーストラリアGP
1 M.フェルスタッペン(レッドブル)
2 L.ハミルトン(メルセデス)
3 F.アロンソ(アストンマーティン)
4 C.サインツ(フェラーリ)
5 L.ストロール(アストンマーティン)
6 S.ペレス(レッドブル)
7 L.ノリス(マクラーレン)
8 N.ヒュルケンベルグ(ハース)
9 O.ピアストリ(マクラーレン)
10 G.ジョウ(アルファロメオ)
11 角田裕毅(アルファタウリ)
12 V.ボッタス(アルファロメオ)
4回目のスタートは、スタンディングスタートではなく、ローリングスタートになることが発表された。