2023年F1第2戦サウジアラビアGP(ジェッダ・コーニッシュ・サーキット)の決勝レースで3位でフィニッシュし、2戦連続の表彰台を獲得したフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)に10秒ペナルティーを科せられたことがスチュワードから発表された。
●【2023F1第2戦サウジアラビアGP】決勝レースのタイム差、周回数
FIAスチュワード: CAR 14 (ALO) に10秒のタイム・ペナルティ ー ペナルティの不正な消化
スチュワードは、5秒ペナルティーを消化中のアロンソのマシンに対して、アストンマーティンのピットクルーの1人がタイヤ交換作業を開始するのがほんの一瞬早すぎたと判断し、アロンソに10秒のタイムペナルティを課した。
これによりアロンソは4位に落ち、ジョージ・ラッセル(メルセデス)が3位に昇格した。
■2戦連続で起こった5秒ペナルティの消化不良
これは開幕戦バーレーンGPでアルピーヌのピットクルーの1人が0.2秒早く(4.8秒消化時点)マシンに触れてしまった事象と同じようだ。
レギュレーションに則って厳密に判断しているという意味ではスチュワードの判断は間違えてはいないが、レース後にリザルトが覆るというのはチームやドライバーはもちろん、テレビで応援しているファンにも大いに不満の残るレースとなってしまいかねない。
2戦連続で起こったことで、5秒ペナルティの消化については、FIA側とチーム側が話し合い解決すべき重要な課題の1つになるだろう。