このほどマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が母国オランダのビール会社『ハイネケン』と新たに個人スポンサー契約を結んだことが明らかとなった。
オランダの『De Limburger(リムブルガー)』紙によれば、その契約金額は「数百万ドル(数億円)」に及ぶという。
さらに、オランダの『De Telegraaf』紙は、この契約は今後6年間に及ぶものだと報じ、次のように付け加えている。
「この契約はユニークなものだ。なぜなら、このビール会社は通常、個々のアスリートとは契約しないからだ」
実際のところ、『ハイネケン』はすでにF1とはグローバルスポンサー契約を結んでおり、オランダGPやテキサス州オースティンで開催されるアメリカGPのタイトルスポンサーも務めている。
■フェルスタッペンが25歳になるまで契約できなかったハイネケン
だが、このほど、満を持して、オランダで最も成功したF1ドライバーとなった2021年と2022年のF1チャンピオンであるフェルスタッペンと契約を結ぶことになったようだ。
『ハイネケン』のドルフ・ファン・デン・ブリンクCEOは、今回のフェルスタッペンとの契約について次のように語っている。
「2016年当時は、このスポーツが数年でこれほどまでに成長するとは想像もできなかった」
「マックスはこれに非常に大きな貢献を果たした。彼の影響はものすごく大きいよ」
「F1はもともとヨーロッパ中心のものだったが、どんどんグローバルなスポンサーシップの土台となりつつある。アメリカでの人気を見ればわかるだろう」
そう語ったファン・デン・ブリンクは、レッドブルのスポンサーでもある『ハイネケン』としてはもっと早くフェルスタッペンと契約したかったのだが、「社内規定」によってフェルスタッペンが25歳になるまでは契約を結べないことになっていたのだと明かしている。
昨年の9月に25歳となった2年連続F1チャンピオンのフェルスタッペンは、今年はハイネケンのゲーム・プラットフォームである『Player0.0』のロゴが描かれたヘルメットを着けて、3年連続のF1ドライバータイトル獲得に挑戦することになる。