アルファロメオのタイトルスポンサーを務めていた『Orlen(オーレン)』が、新たにアルファタウリのスポンサーについたことが明らかとなった。
■オーレンがアルファタウリとスポンサー契約
レッドブルのセカンドチームであり、イタリアのファエンツァに本拠を構えるアルファタウリは27日(金)、ポーランドの石油会社であるオーレンが同チームの『プリンシパルパートナー(Principal Partner)』となったことを発表した。
今のところ、アルファロメオのときのような「タイトルスポンサー」ではないと考えられるものの、それに準ずる重要なスポンサー契約を結んだことは確かだろう。
これに伴い、2020年からタイトルスポンサーを務めてきていたアルファロメオとオーレンの関係にはピリオドが打たれることになる模様だ。
また、オーレンの支援を受けてアルファロメオのリザーブドライバーを務めていたポーランド出身ドライバーのロバート・クビサもオーレンとともにアルファロメオを去ることになると考えられている。
■クビサはF1キャリアに終止符か?
ルノーに所属していた2011年シーズン開幕前に起こったラリーでの事故で大けがを負ったクビサは、オーレンの支援を受けながら2019年にウィリアムズで奇跡的とも言えるF1復帰を果たした。だが、そのシートを1年で失ったクビサは翌2020年からアルファロメオのリザーブドライバーを務めていた。
オーレンがアルファタウリとスポンサー契約を結んだとは言え、『Mirror(ミラー)』などの報道によれば、クビサがアルファタウリで何らかの役割を得ることは難しいと考えられており、38歳のクビサのF1活動にもここで事実上の終止符が打たれることになりそうだ。