アルファタウリのチーム代表を務めるフランツ・トストが、レッドブルがフォードとの提携を目指しているのではないかとの憶測をはぐらかすようなコメントを行った。
■フォードとの提携が噂されるレッドブル
2025年まではホンダが製造するF1エンジンで戦うことになっているレッドブルとそのセカンドチームであるアルファタウリだが、レッドブルでは2026年からはF1エンジンを独自に開発・製造していく計画を進めている。
だが、最近ではレッドブルがフォードと技術提携する可能性があると噂されており、それには2026年以降にレッドブルとアルファタウリが搭載するエンジンのネーミングライツも含まれるのではないかとも言われている、
実際のところ、レッドブルとアルファタウリは2月にニューヨークで2023年型F1マシンのカラーリングを発表する予定にしていることから、これはアメリカ有数の自動車メーカーであるフォードとの契約が控えていることを示す証拠だと考えている者もいる。
■新車発表はファッションウィークに合わせたのだとアルファタウリのボス
だが、そのことについて質問されたトストは、ドイツのテレビ局『Sport1(シュポルト1)』に次のように答えた。
「あそこでファッションウィークが行われるんだよ」
「我々があそこに行くのはそのためさ」
確かに、『Alpha Tauri』は、世界的エナジー飲料メーカーである『レッドブル』が展開するファッションブランドだ。そして、2月10日(金)から15日(水)にかけてニューヨーク・ファッションウィークが開催されることになっている。
アルファタウリは2月11日(土)に2023年型マシンのカラーリングを発表することになっており、ファッションイベントとのコラボレーションによる発表会となる可能性もありそうだ。
とは言え、レッドブルも一足早く2月3日(金)にやはりニューヨークで2023年型マシンの発表を予定しており、こちらに関してはファッションイベントとの関係という説明はあまり説得力がなさそうだ。
いずれにしても、フォードとの噂は別にしても、レッドブルがアメリカという市場に大きな関心と期待を抱いていることは間違いないだろう。