レッドブルはニック・デ・フリースと契約し、セカンドチームであるアルファタウリから来年F1フルデビューさせることが分かった。
これはフランスの放送局『Canal Plus(カナル・プラス)』がシンガポールGPの直前に伝えたもので、チームと契約しているピエール・ガスリーがアルピーヌに移籍することになると報じている。
■ガスリーの代わりはデ・フリース
レッドブルのヘルムート・マルコ博士は、モンツァで開催されたイタリアGPでウィリアムズから鮮烈なF1デビューを飾ったオランダ人のデ・フリースと最近オーストリアで会談したことを否定していない。
マルコはオーストリアの放送局『ORF』に次のように語っている。「ガスリーはまだ2023年までアルファタウリと契約がある。しかし、アルピーヌが来年度の獲得に強い関心を抱いていることは周知の事実だ」
「我々は交渉中だ。アルピーヌにとっては非常に良いことだと思うが、アルファタウリの不利益になるようなことがあってはならない」
「両者が満足する解決策があるのなら、ピエールのようなドライバーを残すことはないだろう。彼はフランス人であり、彼にとっては大きなステップであり、夢が叶うはずだ」
「しかし、それは我々にとってもフィットするものでなければならない」
マルコは当初、ガスリーの代わりにインディカー界のスターでアメリカ人のコルトン・ハータを起用しようと考えていたが、スーパーライセンスの資格を得ることができなかった。
しかし、デ・フリースは「プランB」として受け入れられるかもしれない。
最近、オーストリアのグラーツのオフィスで27歳のデ・フリースと面会したことについて尋ねると、マルコはこう答えた。「どうやら、もうどこにも行けないようだね」
「言ったように、両者にとって有益でなければならない。もしピエールを契約から解放するのであれば、我々は代わりの選手を必要とすることになり、それがニック・デ・フリースと会話をした理由だ」
■ニック・デ・フリース起用はF1日本GPまでに発表か
デ・フリースに関しても、マルコとの最近のミーティングを確認している。
「モンツァは僕にとって素晴らしい週末だった」と彼はシンガポールで『Viaplay』に語り、ウィリアムズのレギュラードライバーであるアレックス・アルボンの控えとして再びサーキット入りしている。
「多くのニュースが流れたけど、それはもちろん歓迎すべきことだ」とデ・フリースは付け加えた。
「オーストリアに行ったことも、アルピーヌとテストをしたことも秘密じゃない。それ以上のことは何もないよ」
マルコは、来週末の「鈴鹿までに」この不安は解消されるだろうと語った。