F1第10戦イギリスGP(シルバーストーン)が快晴の中でスタートしたが、直後のターン1で大クラッシュが発生し、赤旗中断となった。
●【2022F1第10戦イギリスGP】決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数
■ジョウ・グァンユ、衝撃的な大クラッシュ
しばらくジョウ・グァンユ(アルファロメオ)の映像が映らず心配されたが、ジョウ・グァンユは担架で運ばれたものの、意識があることが確認された。
リプレイ映像では、スタート直後にピエール・ガスリー(アルファタウリ)を挟むように、左側にジョウ・グァンユ、右側にジョージ・ラッセル(メルセデス)がいて、ガスリーの右タイヤとラッセルの左リアタイヤが接触し、バランスを崩したラッセルが左に飛ばされてジョウ・グァンユにクラッシュ。
その瞬間、ジョウ・グァンユのマシンが横転して、逆さになったままターン1からグラベルまでスライドし、タイヤバリアで跳ねて金網に激突。マシンは金網とタイヤバリアの間に挟まった。自力で脱出するのは難しい状況に見えた。
その後、ジョウ・グァンユは救出され、担架に乗せられたという。意識があることは確認されているが、まだ意識はもうろうとしているようだ。
ラッセルは自らマシンを降りて、その場から軽快に走りながら観客に手を振っており無事だ。
■クラッシュした他の3台
ターン1手前の混乱の中、アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)は後ろのセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)に突っ込まれ、右側のピットウォールに激突。
跳ね返ってきたアルボンのマシンが角田裕毅(アルファタウリ)の前に出てきて、角田裕毅は何も出来ずクラッシュし、フロントノーズを失った。
また、クラッシュに巻き込まれたエステバン・オコン(アルピーヌ)だが、アルピーヌのメカニックたちがピットレーン上で修復していて、無事に修復が終わったようだ。
■再スタート
スタートから約1時間経過しようとしていたが、再スタートは日本時間23時56分からとアナウンスが出ている。