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レッドブルF1、“リスク”を負ってイモラでアップグレード投入 フェラーリはセットアップが簡単

2022年04月22日(金)0:30 am

レッドブルF1は“リスク”を負ってでも、F1エミリア・ロマーニャGPが開催される今週末のイモラでマシンのアップグレードを行うようだ。

●【タイムスケジュール】2022F1第4戦エミリア・ロマーニャGP

2022年シーズンを支配しているフェラーリは、今シーズン最初の“スプリント”が行われるイモラでは、新パーツを評価する時間が1回のフリー走行のみと限られていることから、本格的なアップグレードはしないと公言している。

■フェラーリは我々よりセットアップが簡単

フェラーリの状況についてレッドブルF1のヘルムート・マルコ博士は「非常に明確だ」と『RTL』に語った。

「フェラーリは複雑なパッケージを持っているから、セットアップが簡単なんだ」

「我々の場合、すべてが完璧でなければ対処できない。だからこそ、たった1回のフリー走行でも新しいパーツを持ち込むというリスクを負うことにしたんだ。ただ待っているのではなく、フルアタックしてチャンスをつかみたいからね」

「フェラーリとルクレールは、それにしても強すぎる」と78歳のオーストリア人は主張した。

マルコは2022年型レッドブルがフェラーリに追いつくために10kgの減量に取り組んでおり、イモラでは「重量を減らすことができる」と自信を見せているが、体重を落とそうとするクルマは「人間と同じ」だという。

マルコは笑いながらこう答えた。

「一晩でどうにかなるものではないよ。我々はかなり重量超過だから時間がかかるんだ。少なくともフェラーリよりはずっと重いからね。(第6戦F1スペインGPの)バルセロナでフェラーリのレベルに近づけることができれば満足だよ」

■レッドブルより1秒遅いのにランキング2位のメルセデスF1にも警戒

しかしその一方で、メルセデスは明らかな問題があるにもかかわらず「堅実な」パッケージを持っているとし、見下すこともしていない。

「彼らは確かに最速の3台に含まれていないクルマで、(ランキングでは)我々の前にいるという事実が示している」

「ある時点でねじれが緩みエアロダイナミクスは機能するだろうが、現時点では予選で1秒遅れており、直接の対戦相手ではない。しかし、それは比較的早く変わる可能性がある」

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