今季も残すところ4戦となったF1第19戦サンパウロGP(ブラジル、インテルラゴス・サーキット)で、金曜日の予選が行われた。
明日のスプリント予選をポールからスタートするのはルイス・ハミルトン(メルセデス)、2番手はチャンピオンシップリーダーのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、3番手はバルテリ・ボッタス(メルセデス)だった。
4番手にはセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)、5番手にはピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)が入り、明日のスプリント予選ではメルセデスを追撃する。
■急遽トラックリミット設定
フリー走行1回目終了後に、急遽トラックリミットが設定された。
このサンパウロGPでは、事前にトラックリミットは設定されていなかったが、フリー走行1回目のターン4で多くのドライバーが白線を越えて4輪脱輪しながら最速タイムを記録していたことから、レーススチュワードとしては予選からターン4にトラックリミットを設定することを決定した。
FIA側は状況を把握しながら臨機応変な対応を取ったとはいえ、予選直前での決定にドライバーは即座に対応しなければならなくなった。
■角田裕毅、Q2敗退
最近調子を上げている角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は、初めてのサーキットにも関わらずQ1を9番手で通過。ここでもQ3進出が期待された。
しかし、予選Q2ではタイムを伸ばすことができず13番手。10番手のフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)まで0.234秒届かずQ2敗退となった。
■エンジン交換をしたハミルトンが最速
チャンピオンシップを争っているハミルトンとフェルスタッペンの頂上決戦に注目が集まったが、この予選ではエンジンを交換したばかりのハミルトンが速さを見せた。
ハミルトンはフェルスタッペンを0.438秒も引き離して、明日のスプリント予選をポールポジションからスタートする。
フェルスタッペンを援護したいペレスは、3番手のボッタスとわずか0.014秒差の4番手につけた。
ここでも好調さをキープしているガスリーは、ペレスから0.308秒差の5番手。ホンダF1はトップ5に3台が入り、メルセデスの2台を追うことになる。
土曜日に行われる100kmのショートレース「スプリント予選」では、トップ3に入ると3〜1ポイントが獲得できる。
ルーキーの角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)と、F1最終年のホンダ勢の結果は以下のとおり。
■レッドブル・ホンダ
2番手 マックス・フェルスタッペン
4番手 セルジオ・ペレス
■アルファタウリ・ホンダ
5番手 ピエール・ガスリー
13番手 角田裕毅