キミ・ライコネン(アルファロメオ)が、今シーズンが終わったら、その後はF1とは距離を置くことになるだろうと示唆した。
今シーズンをもってF1キャリアに終止符を打つことになる41歳のライコネンだが、アルファロメオのチーム代表を務めるフレデリック・バスールは、2022年以降もアドバイザーのような役割でライコネンにチームにとどまって欲しいと考えていることを認めている。
だが、ライコネンは次のように語り、その可能性を否定している。
「そうなれば毎回レースに帯同しなくてはならなくなるし、それだったらドライブを続ける方がいいし、意味がないよ」
噂では、ライコネンがフルタイムでの役割を担うことは難しいとしても、パートタイム的な役割ならチームとの協力関係を維持する可能性もあるだろうと言われている。
しかし、このほどライコネンはその可能性をも否定した。
F1引退後は何をするつもりかと尋ねられたライコネンは次のように答えた。
「まだ何もプランはないんだ。モータースポーツに関することさえね」
「しばらくの間は特定のプログラムに縛られたくないんだ。自分のことは自分で決めるよ」
「だけど、F1に限って言えば、僕を見る機会はほとんどないと思うよ。少なくとも、テレビの専門家としてはね」
微笑みを浮かべながらそう語ったライコネンは、次のように付け加えた。
「僕が2年間レースから離れていたときはサーキットに来ることもなかったし、レースを見ることさえしなかったよ」