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初ポールポジションから初優勝を判断ミスで逃したノリスに審議!眠れない夜に・・・

2021年09月26日(日)23:01 pm

F1ロシアGP(ソチ)の決勝レースで、終盤の雨で判断ミスをして初優勝を逃してしまったランド・ノリス(マクラーレン)がレース後に審議対象となった。

●【2021年F1第15戦ロシアGP】決勝レース結果のタイム差、周回数、ピット回数

終盤に雨が降ってきた際、初優勝を目前にしたノリスは、チームの「ピットしてインターミディエイトへ交換」という無線を拒否。そのままステイアウトを選択した。判断が難しかったのは、コースの一部はドライで、一部だけが濡れていたことだった。

しかし、後続はチャンスとばかりにインターミディエイトへ交換。そしてノリスも、そのすぐ後ろにつけていたハミルトンも滑ってコースアウトするなどドライタイヤでは難しいドライビングを強いられていた。

そんな中、3位とは40秒差以上もあったハミルトンとメルセデスは、チャンピオンシップを考えリスクを取らずにインターミディエイトへようやく交換。しかし、ノリスはそのままステイアウトを選択。ここが勝負の分かれ目だった。

コースの濡れていた部分はヘビーレイン状態になり、ドライタイヤどころかインターミディエイトでも走行できない状態だった。そしてインターミディエイトに履き替えたハミルトンはノリスとの差を一気に縮め、ノリスはステイアウトするしか選択肢がなくなってしまった。

この時すでにドライタイヤでは走行できない状態になっており、ノリスはコーナーで止まりきれずにコースアウト。そこをハミルトンが楽々パスしてしまった。これで初優勝を逃したノリスはたまらずピットインを選択。

ところがノリスはピットロードに入る時に曲がりきれずオーバーランしてしまい、一度コースへ出てしまった。本来ならピットロードには戻っては行けない場面だが、大雨でそうも言っていられないノリスはそのまま白線を跨いでピットロードへと戻った。この白線を跨いだ行為が審議対象となっている。

先日のイタリアGPで“最も悔しい2位”を経験したノリス。初優勝まであと4周という中ところまで粘ったものの、難しい状況下で判断ミスにより初優勝を逃し、悔しい7位でフィニッシュした。さらにレース後の審議対象となり、ペナルティは免れないだろう。ドライバーズランキングはボッタスと12ポイント差の4位、コンストラクターズランキングは3位を守っているがフェラーリとも争っている。優勝を逃した上にペナルティとなれば傷口に塩を塗るような結果となる。今夜は眠れない夜になりそうだ。

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