2022年からF1モナコGPもほかのレースと同じように金曜日に週末がスタートすることになるようだ。
F1有数の伝統レースであるモナコGPはこれまで木曜日にフリー走行が行われ、金曜日にはセッションが行われず、土曜日に予選、日曜日に決勝が行われるというほかのグランプリとは異なる週末フォーマットが採用されていた。
金曜日に開催されないのは、イエス・キリストが天に昇ったとされる「昇天祭」を記念するためだとされており、現在のF1選手権が始まった1950年の第1回モナコGP以降今年までずっとその形式がとられてきていた。
だが、F1最高経営責任者のステファノ・ドメニカリはこのほど2022年以降はその伝統のフォーマットを改め、ほかのグランプリ同様モナコも金土日の3日間で開催することを明らかにした。
「モナコは連続した3日間で行われることになる」
『CNN』にそう語ったドメニカリは次のように付け加えた。
「つまり、木曜、休み、土曜、日曜ではなく、金曜、土曜、日曜となる」
モナコGPの主催者であるモナコ自動車クラブ(ACM)の広報責任者を務めるリシャール・ミクーもそれは事実だと認め次のように語った。
「F1は3日間、ACMにとっては4日間のイベントとなる」
伝えられるところによれば、これまで金曜日にはACMが主催するサポートレースが行われていたが、2022年からはそれらのレースが木曜日に行われることになるようだ。