F1の新しいピットストップルールの導入が夏休み明けまでずれこむことになるようだ。
FIA(F1統括団体の国際自動車連盟)は6月に、ピットストップ中に行われる特定の作業に関して人間の最小反応時間をチェックする新ルールを導入することを明らかにしていた。
その新ルールは、現在今季のF1選手権をリードしているレッドブルに最も直接的な影響を与えることになるだろうと噂されている。
そして、この新ルールは来週末にハンガロリンクで開催される第11戦ハンガリーGP(8月1日決勝)から適用される予定となっていた。
しかし、このほどこの新ルールの導入は夏休み後最初のレースである第12戦ベルギーGP(8月29日決勝)まで延期されることが明らかとなった。
マクラーレンのチーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルは、この件について次のように語った。
「そう、チームとFIAの間で建設的な交渉が行われたよ」
「covid-19の状況により、今は拠点に戻ってチームと一緒にトレーニングすることはそれほど簡単ではないんだ」
「だから、新ルールの導入が延期されるのは正しいことだよ。すべてのチームが夏休みを利用して変更に備えることができるからね」