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フェルナンド・アロンソ「同じクルマ、同じサーキットで2週連続F1をやっても意味がない」

2021年06月28日(月)19:32 pm

フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)は、今週末にレッドブルリンクで2週連続レースを開催することの「意味」を疑問視している。

●【F1第8戦シュタイアーマルクGP】決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数

2021年のF1は接戦が繰り広げられるエキサイティングなレースが多かったが、先週末にオーストリアのレッドブルリンクで開催された第8戦はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが圧倒的な強さを見せつけ、2位となった現チャンピオンのルイス・ハミルトン(メルセデス)に36秒近い差をつけてトップチェッカーを受けた。

そして、今年3年ぶりにF1復帰を果たした2005年と2006年のF1チャンピオンであるアロンソは、世界中のF1ファンは今週末に同じレッドブルリンクで開催される第9戦オーストリアGPでも同じような結果を目にすることになるだろうと次のように語った。

「次の週末は雨が降るか、あるいは何かが起きないかと考えるしかないね。なぜなら、マシンは同じだから、同じような週末を目にすることになるだろうからね」

「考えてみれば、同じサーキット、同じマシンで、2週連続で2つのグランプリを行うことにはあまり意味がないんじゃないかな」

「でもまあ、天候によっていくらか不安定な要素が生まれることを期待して待つしかないね。そうじゃないと、このレース(シュタイアーマルクGP)の再放送を見ることになってしまうと思うよ」

F1公式タイヤサプライヤーのピレリは、状況を変化させるための手段としてオーストリアGPには先週末よりもそれぞれ一段階ずつ軟らかいタイヤコンパウンドを持ち込むことにしている。

ピレリは硬い方から順にC1、C2、C3、C4、C5の5種類のタイヤを用意しており、レースごとにその中から3種類をピックアップして持ち込むことになっている。シュタイアーマルクGPではハードがC2、ミディアムがC3、ソフトがC4となっていたが、今週末のオーストリアGPではハードがC3、ミディアムがC4、ソフトがC5と、用意された5種類のうち最も軟らかい組み合わせのタイヤが使用されることになる。

これによって、各チーム、各ドライバーのタイヤマネジメントの違いにより、先週末とは異なる様相を呈してくる可能性もあると考えられている。

だが、アロンソはそのタイヤの違いは、自分たちに味方をするほどのものではないだろうと考えている。

「僕たちにとってはまた困難な週末になると思う」

シュタイアーマルクGPを9位で終えたアロンソはそう語ると、次のように付け加えた。

「獲れるのは最大でも2ポイントか1ポイントだろうね」

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