今週末に今季のF1第7戦フランスGP(20日決勝)が開催されるポール・リカール・サーキットのパドックでは、ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)とバルテリ・ボッタス(メルセデス)の将来に関する話題に注目が集まることになりそうだ。
最近、多くの国際的メディアが、2022年には現在ウィリアムズで走っているメルセデス育成ドライバーのラッセルがルイス・ハミルトンの新たなチームメートとなるのはほぼ確実だと報じている。
ドイツのテレビ局『RTL』は、メルセデスのチーム代表を務めるトト・ヴォルフがフランスGP開幕前にボッタスとの交渉を正式に開始するつもりのようだとし、次のように付け加えた。
「最終的な決断はオーストリアでの2つめのレース(オーストリアGP/7月4日決勝)後に下されることになるはずだ。それは彼(ボッタス)が新しいコックピットを探すのに十分な時間を与えるためだ」
しかし、最近の噂によれば、メルセデスは2022年まで待たず、今シーズンの途中でラッセルを昇格させ、代わりにボッタスを古巣ウィリアムズに復帰させる可能性もあると考えられているようだ。
そうした噂について質問されたウィリアムズのチームCEOを務めるヨースト・カピートは次のように答えている。
「それはトトに尋ねるべきだよ」
「我々はジョージがシーズン終了まで我々と一緒にいるものとして考えているし、彼もそうしたいと思っている。それ以外のことは推測に過ぎないよ」
「我々は彼と契約を結んでいるし、それは生きている。だが、必要があればどんな調整も可能となるのは知っての通りだよ。私はトトとはいい関係にあるしね」
「彼はいつでも私に電話することができる」
そう語り、2022年にラッセルがメルセデスに移る可能性があることを示唆したカピートだが、今シーズン中のドライバー交替はないだろうと次のように続けている。
「それは早すぎると私は思うよ。彼にはすでに2人のドライバーがいるしね。今年これからどういうふうに進展するのか様子を見ていく必要があるだろう」
実際のところ、メルセデスが2022年にラッセルの起用を決めた場合、ボッタスに関しては噂に上っているように2013年から2016年まで所属していたウィリアムズに復帰する可能性が高いのは確かだろう。
サーキットで結果が求められるウィリアムズにとっても、ボッタスほどの経験を持つドライバーを確保できるのは悪い話ではないはずだ。
その可能性について尋ねられたカピートは次のように答えた。
「現時点では何も除外するつもりはないよ。あらゆる可能性がある」
しかし、レッドブル首脳のヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)は、今シーズン中にラッセルとボッタスの入れ替えが行われる可能性は大いにあると考えているようだ。
「そうなっても私は驚かないよ」
そう語った78歳のマルコは次のように付け加えた。
「ラッセルはウィリアムズに長く留まっているし、昨年はハミルトンのマシンでいかに競争力があるかを証明してみせた。彼はこれ以上自分のキャリアを保留にしておくことはできないよ」