元F1ドライバーのフェリペ・マッサが、ジョージ・ラッセルはトップF1チームのメルセデスで戦うに相応しい“スーパードライバー”だと語った。
ザウバー、フェラーリ、ウィリアムズで活躍し、2017年シーズンを最後にF1を引退したブラジル出身のマッサは、40回目の誕生日を迎えた25日(日)にイタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』とのインタビューに答え、バルテリ・ボッタス(メルセデス)やウィリアムズのラッセルについていくつかのコメントを行っている。
まず、2021年F1第2戦エミリア・ロマーニャGP予選で8番手と出遅れ、決勝でもラッセルとのクラッシュでリタイアに終わるなど、今季チームメートである現F1チャンピオンのルイス・ハミルトンとの差が大きく開いてしまっているボッタスについて尋ねられたマッサは、「パフォーマンスは精神的側面と結びついているからね」と答え、次のように付け加えた。
「ルイス・ハミルトンのようなチャンピオンと自分を比較するのは楽なことではないよ」
そのボッタスに関しては、2022年にはメルセデスの育成ドライバーとして現在ウィリアムズで走っているラッセルにシートを奪われてしまうのではないかとのうわさもささやかれている。
マッサは、エミリア・ロマーニャGPの舞台となったイモラで起きたボッタスとラッセルのクラッシュに言及しながら次のように続けた。
「イモラではミスを犯してしまったものの、ジョージはスーパードライバーだよ」
「落ち着いてから彼が謝罪したという事実は評価できるよ。それは彼が成長したことを示すものだった」
F1引退後はフォーミュラEでも活躍していたマッサは次のように付け加えている。
「彼はチャンスを得るに相応しいし、メルセデスがどこかの時点でそのチャンスを彼に与えることを期待しているよ」